百マス計算のデメリットとメリットをまとめたページです。
百マス計算は計算力が向上する学習方法ですが、字が汚くなったり、応用力が身に付かなかったり、デメリットも多いです。
100マス計算を続けて算数が嫌いになった子もいるので、100マス計算を始める前にデメリットは必ず把握しておきましょう。
本記事では百マス計算のデメリットに加え、うまく使いこなす方法まで紹介しています。
100マス計算で子供の計算力向上を狙っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
百ます計算のデメリット
百ます計算は計算力が高まる学習方法として有名ですが、実はデメリットがあります。具体的には、次の5つです。
- 単純な計算力しかつかない
- 字が汚くなる
- パターンで覚えてしまう
- 計算が嫌いになることもある
- 計算より大事なことが疎かになる
単純な計算力しかつかない
百マス計算だけでは単純な計算力しかつかないのが、1番のデメリットです。
100マス計算は計算力を磨くのに役立つ計算学習法ですが、計算といっても基本的なことを学ぶだけ。複雑な計算式は出てきません。
そのため、身に付く計算力も単純なものになります。子供に応用力を身につけさせたいと思っている親からすると、百マス計算だけではそれ以上の学力は身に付かないでしょう。
字が汚くなりがち
百マス計算を頑張りすぎると字が汚くなりがちです。
そもそも、百ます計算ではできるだけ早いタイムで100マスに計算の回答を書いていくもの。
そうなると、どうしても字が汚くなりやすいのです。
百マス計算は、100マスもの項目に早く答えを記入しようとするので、きれいな字にはなりにくいです。この点はタイムアタック形式の学習なので、ある程度は仕方ないのですが、デメリットとして知っておくのは大事です。
パターンで覚えてしまう
百ます計算をやり続けると、計算のパターンを覚えてしまう子もいます。
パターンがわかっていると、あまり考えずに答えを出せるようになりますが、単純な100マス計算のみに応用できる思考なので、あまり普段の算数では意味がありません。
それでは計算練習をしている意味がありませんよね。
毎回全く新しい形で取り組んでこそ、計算力も磨かれるもの。同じ百マス計算ばかりして、パターンを覚えてしまうと、本来の目的である計算力も身に付かなくなります。
計算が嫌いになる場合もある
百ます計算で計算が嫌いになる場合もあります。
百ます計算では、単純な計算問題ばかり100マス分出題されます。子供にとっては結構な量です。
計算が得意であっても、100マスともなると面倒臭くもなるでしょう。その状態が続くと、やがて計算が嫌いになってしまうかもしれません。
せっかく子供の計算力を磨くために使用している百ます計算で、計算が嫌いになったのでは意味がありませんよね。このような事例も少なくないので、デメリットとして知っておきましょう。
計算より大事なことがおろそかになる
百マス計算はあくまでも計算力向上のツールです。算数力を高めるためには、計算よりも大事なことがありますが、百マス計算だけでは身に付きません。
例えば、文章問題や図形問題などは、国語力や空間認識能力を養わないとできるようになりません。
ところが、百ます計算ばかりに夢中になっていると、このような他の大事なことがおろそかになってしまうこともあるのです。
百マス計算はタイムアタック要素があるため子供によってはハマりすぎる子も。そうなると他のお勉強が疎かになりがちなので、うまくコントロールしてあげる必要があります。
このように百マス計算は計算力は鍛えられるものの、そればっかりやってもデメリットが大きくなるので、注意が必要です。
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RISU算数では計算力向上はもちろん、早く正確に計算するコツや、文章問題や図形問題の思考法など、最先端の算数教育を学べます。
百マス計算よりも質の高い算数教育ができるので、子供を理系に育ててあげたいという人は、チェックしてみて損はない教材ですよ。
百ます計算のメリット
百ます計算のデメリットも見てみましたが、もちろんメリットもあります。メリットも理解し、百マス計算をやるべきかどうかの参考にしてみてください。
集中力が身に付く
百ます計算を行うことで、集中力が身に付きます。
百ます計算に取り組んむだけでも、子供は一生懸命。他のことには構わず、計算を解くことだけに夢中になるはずです。
百マス計算で身につけた集中力は、他の分野でも活かせます。他の勉強も集中してやるようになれば、成績アップも期待できますね。
計算速度が上がる
百ます計算を続ければ、計算速度は上がります。計算問題を解き続ける学習教材なので、計算力は自ずと上がり、スピードも速くなるでしょう。
単純な計算が中心になりますが、基本をしっかり身につけられるという意味では、早さと正確さを両方鍛えることができますよ。
スキマ時間にできる
百ます計算はスキマ時間にできます。
プリント1枚あれば、百マス計算はすぐにできます。1枚数分～10分程度と短期集中の計算力向上レッスンとなります。
帰宅後、遊びの間、食事の前後、入浴前など、子供にスキマ時間を活用してもらい、大いに百ます計算に取り組んでもらいましょう。
計算ミスが少なくなる
百ます計算を行うことで、計算速度が速くなるだけでなく、計算ミスも少なくなります。
百ます計算は子供の計算力を磨くための学習教材ですから、計算が得意になり、ミスも犯しにくくなります。こと計算に関することなら、親も安心して見ていられるようになるでしょう。
百ます計算のデメリットを補完するには？
百ます計算にはデメリットがあるので、そのデメリットを補完することが大切になってきます。
では、どのように補完すればいいのか、具体的な方法を紹介しましょう。
図形や文章問題にも取り組む
百ます計算は計算のために学習教材です。いくら取り込んでも他の分野の学習はできません。
そこで百ます計算のデメリット補完するために、図形や文章問題もしっかり取り組むようにしましょう。
他の分野の学習もしっかりやっておくことで、相乗効果も現れ、幅広い学習効果をあげやすくなります。
思考力を育む学習をする
百ます計算をいくら学習しても、思考力は身に付きません。考えることなく、計算問題を解くだけになります。
そのような百ます計算のデメリットを補完するために、思考力を育む学習を子供にさせましょう。方法としては、いろいろありますが、次のようなこともおすすめです。
- 子供の疑問に「なぜ」を問う
- 子供の質問に答えず、考えさせる
- 子供といっしょに答えを探す
- 子供の考えを言葉で説明させる
思考力といっても、低学年なら上記のような声かけが大事です。まずは日常生活の中で思考力を意識した会話をしてあげましょう。
それでも物足りないという人は、昨年末に出たばかりで人気のカンガエMAX
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カンガエMAXは、子供の思考力を伸ばすことに注力して作られた学習教材です。少し難しいですが、子供の読解力や思考力を育めるよい教材ですよ。
丁寧に字を書く学習も並行する
百ます計算のデメリットとしてよく挙げられるのが字が汚くなること。100マスもの欄に早く答えを書こうと焦ると、字も汚くなるものです。
そこで、丁寧に字を書く学習を並行してみましょう。
百マス計算の答えが乱雑になるのはある程度仕方ないので、他のお勉強として、丁寧に字を書く習慣を身に付けましょう。
字を綺麗に書くのはケアレスミスを防ぐだけでなく、じっくり考える習慣にもなります。適当に書く癖がつかないように文字書き練習も並行しましょう。
百ます計算のデメリットまとめ
今回は、百ます計算のデメリットとメリットを考えてみました。
百ます計算では、計算能力は上がり、計算速度も上がりますが、主に単純な計算がメインになります。また、計算以外の学習能力は上がりません。
最近の算数教育は計算力よりも「思考力」「創造力」を重視した学習に変わってきています。百マス計算だけやっていても、算数力が向上するわけではない、ということは肝に銘じておきましょう。
算数が学べる教材はいくつかありますが、RISU算数のような時代に合わせて最適な算数教育をしてくれる通信教育がベストといえます。
これからの時代に必要な算数力を身につけたい人は、デメリットを踏まえて百マス計算で計算力を。それ以外の算数力も高めたい人は、RISU算数のような人気・実績ともに抜群のタブレット学習教材を試してみてくださいね。
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