進研ゼミ(チャレンジタッチ)とまるぐランドを徹底比較してまとめました。
まるぐランドは、進研ゼミと同じくベネッセから新登場したサービスで、発達特性のある子供に寄り添った学習支援が話題になっています。
しかし、同じベネッセの教育プログラム・タブレット学習・小学生向け教材と共通点が多いため、どっちを選ぶべきか迷っている親御さんも多いはず。
そこで今回の記事では、進研ゼミ(チャレンジタッチ)とまるぐランドをさまざまな項目ごとに比較してみました。ぜひ参考にしてみてください。
進研ゼミ(チャレンジタッチ)とまるぐランドを比較【サービス】
まずは、進研ゼミ(チャレンジタッチ)とまるぐランドのサービスについて、基本情報を比較した一覧表をご覧下さい。
進研ゼミ(チャレンジタッチ) | まるぐランド for HOME | |
運営元 | ベネッセ | ベネッセ |
対象年齢 | 小1~小6(学年ごと) | ~小6(無学年学習) |
学習方法 | タブレット学習・紙教材 | タブレット学習・オンライン指導 |
学習場所 | 自宅 | 自宅 |
対応教科 | 国・数・理・社・英 ※学年による |
小6までの読み書き |
教科書準拠 | あり | なし |
発達特性チェック | なし | あり |
専用タブレット | あり | なし |
採点レベルの調節 | あり(2段階) | あり(3段階) |
担任制 | あり | なし(配慮あり) |
保護者サポート | 保護者ページで進捗確認 | 初回・年2回のカウンセリング |
進研ゼミ(チャレンジタッチ)は小学生向けのタブレット教材です。教科書準拠のカリキュラムなので、基本的には学校の授業に沿った内容となっています。
一方、まるぐランドは特定の教科ではなく、「読み書き」の学習に焦点をあてた教育サービスです。
このように、そもそも学習内容が異なる両者ですが、比較したときの最大の違いは「発達特性に対する支援が手厚いかどうか」です。
では、ここからは2つの教育サービスをさまざまな角度から比較し、違いをより明確にしていきましょう。
進研ゼミ(チャレンジタッチ)とまるぐランドを比較【料金】
進研ゼミ(チャレンジタッチ)とまるぐランドを料金で比較してみると、オンライン授業が含まれる「まるぐランド」の方が高いです。
チャレンジタッチは、学年があがるにつれて、料金も比例して高くなっていくという特徴がありますが、無学年学習のまるぐランドは年齢に関わらず料金は一律です。
進研ゼミ(チャレンジタッチ)の料金
進研ゼミ(チャレンジタッチ)の料金は学年によって異なります。
そして、支払方法によっても金額が異なり、毎月払いよりも6ヶ月分一括払い・2ヶ月分一括払いを選択したほうが、トータルコストは安くなります。
具体的な金額は以下のとおりです。
毎月払い | 6か月分一括払い | 12か月分一括払い | |
1年生 | 4,020円 | 3,610円 | 3,250円 |
2年生 | 4,320円 | 3,890円 | 3,490円 |
3年生 | 5,320円 | 5,000円 | 4,460円 |
4年生 | 5,590円 | 5,370円 | 4,980円 |
5年生 | 6,710円 | 6,460円 | 5,980円 |
6年生 | 7,150円 | 6,880円 | 6,370円 |
※お申込みの際には、最新情報を公式ホームページから確認ください。
※掲載の内容は2024年11月現在の情報です。
※料金は税込表記です。
教科書準拠のチャレンジタッチは、学年があがるにつれて学習単元の数も増えるため、1年生と6年生ではおよそ3,000円も月額の違いがあります。
これは進研ゼミに限ったことではなく、スマイルゼミやZ会など、他社でも学年別の教材は基本的にこのような仕組みです。
いずれにしても、まるぐランドの料金は最低でもひと月あたり19,800円ですから、チャレンジタッチの方が安いです。入会金は0円で、赤ペン先生の添削や英語講座も受講費に含まれていますよ。
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まるぐランドの料金
まるぐランドの料金は2つのコースに分かれており、どちらのコースもオンライン授業がありますが、ひと月あたりの受講回数が異なります。
タブレット学習・保護者カウンセリングの回数など、その他のサービスに違いはありません。
月4回コース | 月2回コース | |
入会金 | 0円 | 0円 |
月額 | 29,800円 | 19,800円 |
受講内容 | タブレット学習使い放題 オンライン授業4回(月) 保護者カウンセリング(入会時+年2回) |
タブレット学習使い放題 オンライン授業2回(月) 保護者カウンセリング(入会時+年2回) |
※お申込みの際には、最新情報を公式ホームページから確認ください。
※掲載の内容は2024年11月現在の情報です。
※料金は税込表記です。
チャレンジタッチと料金を比較した場合、学年によって料金の変動がないことは利点ですが、そもそもの料金が高いので、どちらのコースを選んだ場合でも、まるぐランドの方が家計への負担は大きいです。
注目すべきポイントは、まるぐランドはタブレット学習の他に、オンライン授業・保護者カウンセリングも受講料に含まれていること。
この差を踏まえてチャレンジタッチのサービス内容と比較してみると、料金の差はあれど、まるぐランドの方が良いというご家庭も多いのではないでしょうか。
なお、チャレンジタッチと同様に、まるぐランドも入会金は必要ありません。
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進研ゼミ(チャレンジタッチ)とまるぐランドを比較【特徴】
続いて、進研ゼミ(チャレンジタッチ)とまるぐランドの特徴を比較してみましょう。
チャレンジタッチは、毎日決まったレッスンに取り組み、ひと月のまとめとして赤ペン先生の問題を提出する仕組みです。
一方、まるぐランドでは、子供の発達特性に応じて先生の授業スタイルが変わったり、出題様式が最適化されたりする特徴があります。両者の特徴を深掘りしていきましょう。
進研ゼミ(チャレンジタッチ)の特徴
進研ゼミ(チャレンジタッチ)の特徴は以下のとおりです。
- アニメーションや演出が豊富
- 毎日のレッスンが決まっている
- 赤ペン先生の添削
チャレンジタッチは「コラショ」など進研ゼミの有名キャラクターが登場したり、ポップなアニメーションが豊富だったりと、演出が華やかなのが特徴です。
ゲーム感覚で楽しく毎日取り組めるので、自然と学習習慣が身につきます。
また、毎日15~30分程度のレッスン内容が決まっており、タブレットを開くだけで今日やるべきことが明確にわかるのもポイント。「最低限これだけやっておけばOK」という、親御さんにとっても安心感に繋がるでしょう。
タブレット上でやり取りするため、郵送の手間は不要ですし、先生から褒められることで子供のモチベーションUPも期待できます。
まるぐランドの特徴
一方、まるぐランドの特徴は以下のとおりです。
- 発達特性に応じて出題や授業方針が変わる
- 発達領域の専門家の監修を受けている
- タブレット学習とオンライン授業のハイブリッド型
まるぐランドは、発達特性に応じて出題方式が変わるという特徴があります。具体的には、視覚優位の子の場合、出題時に例文だけでなくイラストが出てくるといった具合ですね。
まるぐランドは、学習障害・発達障害の支援に関する権威、小池 敏英 先生・山﨑 衛 先生といった、名だたるエキスパートに監修を受けています。
ですから、困りごとのある子供のやる気を削がず、得意なことを伸ばしながら、無理なく学習の土台づくりができるんですね。
タブレット学習とオンライン授業のハイブリッド型をとっているのも、特性を持っている子にきめ細かいフォローを行うためです。
たとえば、一方的に流れる動画を視聴するような授業だと、飽きたり嫌になったりして続かないという子もいるでしょう。
まるぐランドは双方向のコミュニケーションが可能なオンライン授業であるうえに、専門知識をもった先生が、生徒一人ひとりの発達特性に対応してくれるので安心です。
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進研ゼミ(チャレンジタッチ)とまるぐランドを比較【メリット】
続いて、進研ゼミ(チャレンジタッチ)とまるぐランドをメリットの面から比較してみましょう。
もちろん、どちらの教育サービスにもたくさんの利点があります。「うちの子に合っているのはどっちかな?」という観点で、ぜひ読み進めてくださいね。
進研ゼミ(チャレンジタッチ)のメリット
進研ゼミ(チャレンジタッチ)のメリットは以下のとおりです。
- 授業の予習・復習・テスト対策が可能
- 専用タブレットが届く
- 紙教材も使える
チャレンジタッチは教科書準拠の教材ですから、小学校の授業の予習・復習に使うのにぴったり。現在学習している単元に沿って出題されますし、テスト対策だって可能です。
また、チャレンジタッチは専用タブレットが届くのもポイントです。厳密に言うと、6ヶ月未満で退会する場合は8,300円の端末費用が請求されるのですが、6ヶ月以上受講する場合は無料になります。
また、チャレンジタッチはタブレット教材ですが、紙ワークも副教材として届きます。ですから、机に向かって紙とペンで学習する、従来のスタイルでも学習できるのもメリットですね。
デジタル教材を探している保護者のうち、できれば紙でも勉強してほしいと考える親御さんは結構多いです。
学校のテストや受験などは、紙と鉛筆で受ける場合がほとんどですよね。普段から両方の形式に慣れておくことで、本番で持てる実力を全て発揮できることでしょう。
まるぐランドのメリット
一方、まるぐランドのメリットは以下のとおりです。
- チェックテストで発達特性を把握してくれる
- 子供の意欲が削がれない仕様
- 読み書きを学べば他の教科にも派生できる
先述のとおり、まるぐランドは発達特性に寄り添う設計であるため、受講開始時には「チェックテスト」が設けられています。
最初に受けるテストで、認知特性と読み書きのスキルをチェックします。全部で約30分間ですが、途中保存もされるので、お子さまのペースで小分けにしながら取り組めます。(引用元:まるぐランド公式)
この回答をベースに、聴覚優位・視覚優位・集中力・粘り強さ・段取りなど、子供の特性に応じて、提供されるカリキュラムが最適化されます。
チェックテストの結果は保護者も見られるので、自宅学習において苦手なこと・得意なことに配慮してあげることもできますね。
また、解答をミスすると癇癪を起こしてしまう子のために、誤解答のときは演出を変えたり、オフにしたりといった細かな調整も可能です。
お子さまがまちがえた際に傷つかないように、不正解時の演出を変えたり、完全にOFFにしたりできます。(引用元:まるぐランド公式)
採点難易度も3段階で調節できるため、子供の学習意欲を削がず「自分でできた」という経験を積むことが可能です。
さらに、読み書きに特化した学習支援サービスであることもポイントです。しっかりと基礎を固めておけば、全ての教科に派生することができますよ。
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進研ゼミ(チャレンジタッチ)とまるぐランドを比較【デメリット】
次は進研ゼミ(チャレンジタッチ)とまるぐランドを、デメリットの観点でも比較してみます。
どのような教育サービスでも、何らかの欠点はあるものですよね。ここでは、2つのコンテンツを比較したときのデメリットについて解説していきます。
進研ゼミ(チャレンジタッチ)のデメリット
進研ゼミ(チャレンジタッチ)のデメリットは以下のとおりです。
- 発達特性に沿ったカスタマイズ性はない
- 学習時間はまるぐランドより長め
- 毎日の学習ノルマがプレッシャーになるかも
チャレンジタッチは、発達特性のある子に特化した教材ではないため、カスタマイズ性には乏しいのがデメリットです。
まるぐランドのようなチェックテストもありませんし、判定の甘さも2段階しか選べないんです。どちらかというと、演出も派手でアニメーションも豊富ですから、情報処理が苦手な子は集中しにくいかもしれません。
また、一回の学習時間は15~30分程度と、少し長めです。毎日やるべきレッスンが決まっているのは、楽でもありますが、逆にプレッシャーに感じてしまう子もいるでしょう。
その点、まるぐランドは1回10分が目安なので、お子さまへの負担は軽いはず。もちろん、たくさん取り組めることも望ましいですが、週3回の目安でも十分とされており、毎日の取り組みが必須ではありません。
まるぐランドのデメリット
一方、まるぐランドのデメリットは以下のとおりです。
- 授業の補助教材にはならない
- チャレンジタッチより料金が高い
- タブレットは自分で用意する
まるぐランドは読み書きのみに特化したサービスで、オリジナル問題が出題されるため、学校の教科書に即していません。
そのため、授業の代わりに使いたい、予習や復習に取り入れたいといった用途には合わないでしょう。
また、オンライン授業が含まれるため、チャレンジタッチよりも大幅にコストは上回ります。オンライン授業に重きを置いているご家庭なら満足度は高いはずですが、自宅学習したいだけならば、家計の負担に感じるかもしれません。
さらに、専用タブレットは無いので、自分で学習に使うiPadの準備があることも注意が必要です。
もちろん、自宅に空きタブレットがあれば初期費用はかからず済みますが、環境を整えるための初期費用が必要になるケースもあるでしょう。
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進研ゼミ(チャレンジタッチ)とまるぐランドを比較【保護者サポート】
チャレンジタッチの保護者向け機能は「おうえんネット」というWEBサイトです。
学習進捗の把握や赤ペン先生の問題の管理など、情報を取得することがメインですが、先生に相談したりアドバイスを受けたりといった、個別対応はありません。
一方、まるぐランドは、初回のカウンセリングに加えて、年に2回の保護者カウンセリングが基本料金に含まれています。
お子さまの困りごとや自宅学習のコツを専門知識を持った「発達のプロ」に相談できるサービスとなっています。
※「発達のプロ」とは、公認心理師、元教員など、お子さまの発達・教育に関する資格を保有するプロフェッショナルを指します。(引用元:まるぐランド公式)
専門知識を持った第三者に相談できる機会はそうそうありませんので、親御さんにとっても安心感が違うでしょう。
また、オンライン授業の最後には、保護者へのフィードバックタイムも設けられています。
授業後にお子さまのご様子を保護者のかたに5分間報告。授業の疑問や不安をその場で解決できます。(引用元:まるぐランド公式)
今回の授業で良かったところや、子供の得意なことを具体的に伝えてもらえるため、成果を実感しやすいですね。
このように、保護者サービスの手厚さに関しては、まるぐランドの方が丁寧だと言えるでしょう。
進研ゼミ(チャレンジタッチ)とまるぐランドどっちがおすすめ?
最後に進研ゼミ(チャレンジタッチ)とまるぐランドを比較してどっちがおすすめかまとめてみました。
まだどちらの教育サービスを選ぶべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
進研ゼミ(チャレンジタッチ)がおすすめの人
進研ゼミ(チャレンジタッチ)がおすすめなのは、以下の特徴に当てはまる人です。
- 学校の授業の補助教材として使いたい人
- テストの成績UPを狙う人
- 紙教材も使いたい人
チャレンジタッチは、授業の予習・復習に使うと効果が出やすいでしょう。1日15~30分程度の取り組みですから、宿題や習い事にも支障が出にくいです。
また、毎日のレッスンが決まっているので、学習習慣を身につける効果も期待できますね。
AIが自動で苦手な単元を見つけて、やるべき問題を提案してくれるため、テストの点数もグッと上がるかもしれません。
副教材として紙ワークも届きますから、机の上でテキストとペンを使って学習してほしい親御さんにもおすすめです。
まるぐランドがおすすめの人
まるぐランドがおすすめなのは、以下の特徴に当てはまる人です。
- 発達特性に合わせた自宅学習を探している人
- オンライン授業が受けたい人
- 保護者もサポートしてもらいたい人
まるぐランドは、これまでになかった「発達特性に合わせた自宅学習」ができるサービスです。毎日無理に教科学習を詰め込んだり、苦手な出題形式を我慢して取り組んだりする必要はありません。
お子さまの得意・苦手に合わせて最適化された形式で出題されるので、勉強にかかるストレスを軽減できる可能性が高いです。
オンライン授業のできるサービスを探している方にもおすすめですよ。保護者への支援も手厚く、親子ともに発達の困りごとに対する悩みを丁寧にサポートしてもらえます。
進研ゼミ(チャレンジタッチ)とまるぐランドを比較したら試してみよう
今回は進研ゼミ(チャレンジタッチ)と「まるぐランド」を比較しました。改めて両者の違いをまとめると以下の通りになります。
進研ゼミ(チャレンジタッチ) | まるぐランド for HOME | |
運営元 | ベネッセ | ベネッセ |
対象年齢 | 小1~小6(学年ごと) | ~小6(無学年学習) |
学習方法 | タブレット学習・紙教材 | タブレット学習・オンライン指導 |
学習場所 | 自宅 | 自宅 |
対応教科 | 国・数・理・社・英 ※学年による |
小6までの読み書き |
教科書準拠 | あり | なし |
発達特性チェック | なし | あり |
専用タブレット | あり | なし |
採点レベルの調節 | あり(2段階) | あり(3段階) |
担任制 | あり | なし(配慮あり) |
保護者サポート | 保護者ページで進捗確認 | 初回・年2回のカウンセリング |
進研ゼミ(チャレンジタッチ)とまるぐランドを比較すると、どちらもベネッセの教育サービスでありながら、多くの違いがあることがわかりました。
まるぐランドは、発達特性のある子に寄り添い、学習の土台づくりを行う教育サービスです。専門家の監修のもと、学習の困りごとを持つ子に寄り添った学習プログラムが提供されています。
まるぐランドが気になる方は、実質無料でオンライン授業もお試しできますので、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
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