そろタッチは中学受験に効果ある？習得した暗算は受験までに忘れるのか｜ちいく村

そろばん教材「そろタッチ」は中学受験に効果的という声がありますが、本当なのか気になっていませんか？

算数を制する者が中学受験を制するというのは有名な話で、近年そろばんで得られる「暗算力」が再び見直されています。

だからこそ、そろタッチが中学受験に効果的なのかどうか気になりますよね。

そこで今回は、そろタッチで得られる暗算力は中学受験に効果があるのかまとめてみました。

また、一度身についた暗算力はいずれ忘れてしまうのか、辞めても中学受験まで効果を持続できるのかも含め解説していきますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

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見たい所に飛べる目次

そろタッチの「暗算力」で中学受験が有利になる？
そろタッチとそろばん、中学受験に必要なのはどっち？
そろタッチで中学受験前に暗算力が身につく理由
そろタッチで得た暗算力は忘れるのか？
そろタッチで気軽に中学受験対策をはじめてみよう！

そろタッチの「暗算力」で中学受験が有利になる？

中学受験において算数を最優先すべきというのは、受験予定のご家庭では周知の事実です。暗算力が身についていれば、算数の問題をスピーディーに解答できる可能性があるからですね。

そして、そろタッチでは、そろばんを習うのと同様に「暗算力」が身に付きますが、これは中学受験において大きなアドバンテージだとされています。

実際、中学受験に向けての暗算力をつけることを目的として、そろタッチを受講している人は少なくありません。

きっかけは上の子の中学受験を通して痛感した、算数での確実な計算力の習得のため、息子は年長にあがった4月に入会しました。特に親がフォローしなくてもゲーム感覚でどんどん進めることができ、5歳の子供が自学自習できる工夫が満載のアプリには感心しきりでした。教室では、憧れの暗算名人のお兄さんとの学習など、優れた学習環境のおかげで、毎週バッジをもらうことが目標となりました。自然と1日3～5面以上クリアが日課となり、毎日欠かさず行った結果、学習開始から2か月でJステージ、3か月でSステージを修了することができました。

引用元：そろタッチ公式サイト

そろタッチが直接的に中学受験に効果があるのではなく、暗算力があると問題がさくっと解けるため、算数が重要な中受において有利になりやすいというわけです。

中学受験の配点は学校によって異なりますが、一般的には算数や国語のパーセンテージを多めに配分している学校が多い傾向です。

理科・社会を含め4教科受験であったとしても、算数と国語は多めに配分されている学校がほとんどです。

一般的には国語と算数の配点を高くする学校が多いため、理科・社会よりも国語・算数が得意というお子さまに有利だといえるでしょう。参考としていわゆる御三家各校の配点の違いをご紹介します。女子学院中学校以外は、国語と算数が高い配点となっています。

引用元：栄光ゼミナール

国語は問題の性質上、部分配点も豊富で、本を読む習慣が豊富な子ならば全く点が取れないという事態は避けやすいです。

しかし算数の場合は、1題に対する配点も多く、少しでもミスすると大幅な減点に繋がりやすいです。

つまり、計算能力はもちろん、正しい答えを導き出すのに十分な時間を持って取り組む余裕が必要と言えるでしょう。

ここでそろタッチで身につく「暗算力」が活躍する可能性が出てきます。暗算力とは、正しい答えを早く導き出すスキルですよね。

つまり、暗算力があれば早く問題を処理できるため、見直しにかける時間も確保できますし、十分な時間をとって難しい設問に取り組む余裕も生まれます。

少しのミスが大きな減点に繋がる中学受験の算数では、問題を解くための時間の使い方はとても重要です。

テスト当日は焦ってしまう子もいますが、時間の余裕があれば心のゆとりも生まれますから、本番でも普段の実力を発揮できるはず。

そろタッチとそろばん、中学受験に必要なのはどっち？

暗算力を身につけたいなら、そろタッチじゃなくてそろばんでも良いのでは？という親御さんもいるでしょう。

実際そうです。そろばんでも暗算力はつくので、無理やりそろタッチを選ぶ必要ははなく、そろばんを選ぶのも問題ありません。

どっちにするのかは暗算力ではなく、別の要素で比較すると良いでしょう。実際、そろタッチとそろばん塾には、さまざまな違いがあります。

そろタッチは自宅学習ですから、タブレットで好きなときに時間を有効活用して学べる上に、月額3,960円というコスパも魅力です。

一方でそろばん塾は、地域差はあるものの月謝はそろタッチ以上かかりますし、通塾の必要があるため親御さんの負担も考慮する必要があります。

そのため、共働き世帯や他の習い事も並行しているご家庭においては、そろタッチの方が評価されているようです。

5歳娘の新しい習い事は、現代のそろばん🧮小学生のお友達が魔法みたいに指を動かして暗算していて、やらせてみたかったのでトライ！ゲーム感覚なのか、楽しいみたい。家でも🆔を連携して、毎日30分iPadでやり続ければどんどんステージが進んでいくのだとか。楽しく身につくといいなー！#そろタッチ pic.twitter.com/OzgstioaZE

— みさき🦙恵比寿の暮らし (@misaki_ebis) April 12, 2023

このように「自宅で暗算力が身についた」「教室に通わなくても十分だった」という声は少なくありません。

そろタッチで中学受験前に暗算力が身につく理由

次は、そろタッチに取り組むと「中学受験に必要な暗算力：が事前に身につける理由を見ていきましょう。

ゆくゆくは中学受験を考えているという親御さんは、ぜひチェックしてみてください。

適齢が5～8歳なので受験に間に合う

そろタッチ公式サイトによると、「そろタッチ」の学習適齢期は5～8歳（年長～小2）とされています。

10までの数字を数え、読み書きが出来る、動画説明を理解できる年齢がよいでしょう。
学習開始適齢期は年長～小学2年生（5歳～8歳）としています。
ラボ教室では、年長～小学2年生までのお子様を受けいれ、小学6年生まで在籍可としています。

引用元：そろタッチ公式サイト

これは「小学校の授業が進み、ひっ算のイメージがついてしまうと、暗算スキルが身につきにくくなってしまうから」という理由ですね。

最も効果的な学習タイミングがこの時期とされているのですが、中受対策を本格的に始める前の導入編としてはベストな時期と言えます。

受験対策で塾に通い始めるのは3～4年生からというご家庭が多いですが、そろタッチを受講しておけばちょうど良いタイミングです。

約2年続ければ上級レベルになれる

そろタッチのカリキュラムは、約2年の取り組みで暗算上級レベルに到達するように設計されています。

ステージ別に難易度が分かれているのですが、初級Jステージは足し算・引き算・九九からはじまり、上級Uステージでは5桁の四則暗算レベルまで進みます。

つまり、幼児期または小学校入学に合わせて学習開始していれば、3～4年生で本格的に中学受験対策をスタートするまでに十分間に合いますよ。

そろタッチ後に塾へ移行すると効果的

そろタッチ公式によると、暗算上級レベルに達した後に学習塾に移行すると、しっかり暗算力が身についた上で学べるため、相乗効果があるとのこと。

そろタッチで暗算上級レベルに達しイメージ暗算がきちんと定着した後、算数教室・塾などへ移行される場合は、相乗効果がでて非常にお勧めです。

引用元：そろタッチ公式サイト

先述のとおり、そろばんはひっ算を習う前に取り組むと暗算が身につきやすいです。

つまり、学習の順序を踏まえても、受講期間の目安から見ても、タイミング的にそろタッチからの中学受験対策は理にかなっているというわけですね。

そろタッチで得た暗算力は忘れるのか？

そろタッチを小学校低～中学年までに学んだとして、暗算力を中学受験まで忘れる心配はないのでしょうか？

過去にそろばんを習っていた人は、大人になっても暗算が早いのと同じで、一度習得した計算スキルはなかなか失われないと発表されています。

暗算には珠算式暗算（右脳使用）と算数式暗算（左脳使用）とがあります。珠算式暗算は右脳で処理した答えのパターン記憶を行います。このトレーニングは直観像として長く記憶にとどまります。一般的に試験などで使用される記憶方法（左脳使用）は短期間で忘れてしまうことが多いのですが、珠算式記憶法（右脳を使用した直観像記憶）は長期間失われません。　東大・京大生の80％がソロバン学習経験者と言われるのも、うなずけるものがあります。このような「脳力」はアンザントレーニングで身に付きます。子ども時代、特に幼稚園児から始めるほど、これらの「脳力」が確実に身に付くことになります。

引用元：日本珠算連盟

ただし、注意点が1つあります。

そろタッチで得た暗算力で計算は他の子より早いかもしれませんが、中学受験においては誤答を減らすことが最も重要です。

ぱぱっと解くだけでなく、しっかりと見直しの時間をとること、早ければ良いのではなく正しい答えを導き出すことが重要だと意識づけしてあげましょう。