子どもの家庭学習に人気の通信教育「スマイルゼミ」。タブレットを使った学習スタイルで効率的に学べる一方で、「料金が高いのでは?」と不安に思う保護者も少なくありません。
実際、初期費用として専用タブレット代がかかったり、短期解約で高額な追加費用が発生したりと注意点もあります。
しかし一方で、学習塾と比べるとトータルコストは抑えられ、主要5教科に加えてプログラミングや診断テストまで受講できる充実度から「むしろ安い」と感じる家庭も多いです。
この記事では、スマイルゼミの料金を「高く感じる理由」と「高くないと感じる理由」 の両面から徹底解説。
さらに、受講前に知っておきたい注意点もあわせて紹介します。これから導入を検討している方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

スマイルゼミの料金が高く感じる理由
スマイルゼミは「塾よりは安いけど、思った以上にお金がかかるかも…」と感じる人も少なくありません。
なぜそう感じるのかを整理すると、大きく3つのポイントに分けられます。家庭にとっては実際の負担感に直結する部分なので、契約前にしっかり理解しておくことが大切です。
スマイルゼミが「高い」と感じられるのは、単に料金設定だけでなく、初期費用の存在や解約料の仕組み、そして他社との比較で割高に見えてしまうという複合的な理由があります。
特に「最初にまとまった費用が必要」「すぐにやめられない」という点が、心理的なハードルになりやすいのかもしれません。
専用タブレット代の初期費用がかかる
まず大きなハードルになるのが、入会時にかかるスマイルゼミ専用タブレット代 10,978円(税込) です。スマイルゼミは市販のタブレットを利用するのではなく、専用に開発された端末を使います。

ペンで手書きができたり、学習アプリとの相性が良かったりとメリットも大きいのですが、どうしても専用タブレットのコストが発生します。
こうした出費は「続けるかどうかまだわからないのに、いきなり大きな負担を強いられる」と感じるご家庭も多いかもしれません…。
短期間で解約した場合の高額な追加費用
スマイルゼミは「長期利用」を前提にしているため、6ヶ月未満で解約すると 32,802円(税込) というかなり大きな金額を請求されます。
たとえば「子どもが思ったより教材に取り組まなかった」「部活や習い事で時間が取れなくなった」といった理由で半年以内にやめたいと思ったとしても、この解約料が心理的にも経済的にもブレーキになります。
つまりは「やめたくてもやめられない」状況に追い込まれる可能性があり、結果的に「高い」と感じる原因につながります。
他社教材と比べてやや割高に感じる
毎月のスマイルゼミ月額料金についても触れておきましょう。スマイルゼミの料金は学年が上がるごとに上昇していきます。
スマイルゼミ(標準) | 毎月払い | 6か月一括払い | 12か月一括払い |
小1 | 4,730円 | 4,180円 | 3,630円 |
小2 | 5,170円 | 4,620円 | 4,070円 |
小3 | 6,160円 | 5,610円 | 5,060円 |
小4 | 7,040円 | 6,490円 | 5,940円 |
小5 | 8,030円 | 7,480円 | 6,930円 |
小6 | 8,580円 | 8,030円 | 7,480円 |
低学年では比較的リーズナブルに感じられるかもしれませんが、中学年〜高学年に進むにつれて「他の通信教材より高いな」と感じる可能性は高いです。
例えば、よく比較されるベネッセのチャレンジタッチ は、スマイルゼミよりも数百円〜千円ほど安い月額設定になっています。
チャレンジタッチ | 毎月払い | 6か月分一括払い | 12か月分一括払い |
1年生 | 4,020円 | 3,610円 | 3,250円 |
2年生 | 4,320円 | 3,890円 | 3,490円 |
3年生 | 5,320円 | 5,000円 | 4,460円 |
4年生 | 5,590円 | 5,370円 | 4,980円 |
5年生 | 6,710円 | 6,460円 | 5,980円 |
6年生 | 7,150円 | 6,880円 | 6,370円 |
通信教育だけでなく学習塾の料金と比べると安いのですが、家庭の経済状況や子どもの学習習慣によっては「この金額を払っても続けられるだろうか?」と不安になるご家庭も少なくありません。
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料金が高くないと感じる場合
一方で、実際に利用している家庭の中には「スマイルゼミはむしろお得だと思う」「塾よりずっとコスパがいい」と前向きに評価している声も少なくありません。ここでは、なぜ「高くない」と感じるのか、具体的な理由を掘り下げてみましょう。
スマイルゼミが「高くない」と感じられるのは、塾に比べて出費が抑えられること、教材の幅広さと質の高さ、そして専用タブレットを使った独自の学習体験に価値を見出せるからです。
単純に月額料金だけで判断するのではなく、「どれだけの学習効果を得られるか」という視点で見ると、むしろコストパフォーマンスは高いといえるでしょう。
学習塾と比べると圧倒的に安い
学習塾と比べたときのトータルコストですが、スマイルゼミの方が圧倒的に安いです。
一般的な通学型の塾に通う場合、授業料のほかに 入会金・教材費・模試代・交通費 といったさまざまな出費が発生します。
特に中学受験や高校受験を視野に入れると、毎月数万円規模の費用がかかるのが当たり前。それに比べてスマイルゼミは、学習に必要な費用がほぼすべて月額料金に含まれていながら月1万円を切ります。
入会金や教材の追加購入も不要で、自宅で取り組めるため交通費もゼロ。こうした点を考慮すると、月々数千円で主要教科をしっかり学べるのは「かなり割安」と感じるご家庭が多いのではないでしょうか。
学習内容の充実度が高い
スマイルゼミでは国語・算数(数学)・理科・社会・英語といった主要5教科に加え、プログラミング学習や学力診断テストといった付加的な学びも提供されています。
特にプログラミングは、今の教育現場で重視されている分野ですが、塾や他の通信教育では別料金になることも珍しくありません。
さらに、学年ごとにステップアップしていくカリキュラムが組まれており、子どもの理解度に合わせて学習を進められる仕組みが整っています。
専用タブレットの質と学習体験の価値が高い
スマイルゼミの大きな特徴のひとつが、専用タブレットの使いやすさです。市販のタブレットを利用する教材もありますが、スマイルゼミの端末は「学習に特化した作り」になっています。
特にペン入力の精度が高く、紙に近い感覚で手書きできるため、計算式や漢字練習など「書いて覚える」学習スタイルにも対応できます。
これにより、ただ「動画を見る」「選択肢をタップする」だけの学習ではなく、しっかりと書き込みながら定着を図ることができます。
学習意欲が高まるなら、タブレット代を含めても「安い投資」と考えられるのではないでしょうか。
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料金に関する注意点
スマイルゼミは魅力的な通信教育ですが、料金体系にはいくつかの注意点があります。
契約前にこれらを理解しておかないと、「思っていたのと違う」「予想外の出費があった」と後悔する可能性もあります。ここでは、特に気を付けたい3つのポイントを詳しく解説します。
- 最低1年間の継続が事実上必須
- 2週間の返金保証期間をフル活用することが重要
- 解約後もタブレットを無駄なく活用できる
という3つのポイントがあります。これらを理解しておけば、「想定外の費用で後悔した」という事態を防ぎつつ、納得感のある選択ができるはずです。
タブレット代の免除条件に要注意
スマイルゼミの専用タブレット代(10,978円)は、12ヶ月以上継続利用すること を条件に無料となります。裏を返せば、1年未満で解約した場合には端末代が請求される仕組みです。
つまり、「子どもに合わなかったらすぐやめればいい」と軽い気持ちで始めると、結果的に高額な請求につながるリスクがあります。
2週間の全額返金保証を活用する
スマイルゼミには、契約から2週間の全額返金保証 が用意されています。
この期間内に「子どもに合わなかった」「思っていた内容と違った」と感じた場合には、費用を負担せずに解約できる仕組みです。
ただし、返金保証があるのはあくまで「最初の2週間」だけ。それを過ぎてから解約を検討すると、前述の解約料やタブレット代が発生してしまう可能性があります。そのため、契約後はすぐに子どもに使わせて、相性をしっかり確認することが大切です。
解約後もタブレットは利用可能
意外と知られていないのが、スマイルゼミ解約後もタブレットが使えるという点です。
もちろん、スマイルゼミの学習コンテンツは利用できなくなりますが、端末自体はAndroidベースのタブレットとして継続利用できます。
例えば、YouTubeの視聴やインターネット検索、アプリの利用など、家庭用タブレットとして活用することが可能です。
学習用としての役目を終えたあとでも、子どもの娯楽用や家族のサブ端末として使い道があります。
【まとめ】スマイルゼミが高いかどうかは状況次第
スマイルゼミの料金が「高い」と感じるか「お得」と感じるかはその人の状況次第と言えます。見え方の違いは家庭の状況や価値観によって変わる、というわけです。
- 初期費用のタブレット代(10,978円) が負担になる
- 6ヶ月未満で解約すると32,802円の解約料 が発生する
- 他社教材(チャレンジタッチなど)と比べて 月額料金がやや高め に設定されている
このように「すぐにやめたい」「できるだけ安く済ませたい」という考え方が前提の場合は、スマイルゼミは割高に映りやすいです。逆に…
- 学習塾と比べると、トータルコストは圧倒的に安い
- 主要5教科に加え、プログラミングや診断テストなども含まれている
- 手書き学習に対応した高性能タブレット が提供されるため、学習体験の価値が高い
「塾に通わせるほど予算はないけれど、しっかりと学力を身につけさせたい」という家庭にとっては、コストパフォーマンスの高い選択肢になります。
塾に代わる学習の柱にするのか、家庭学習のサポート役にするのかによっても、費用対効果の感じ方は変わります。
もし導入を迷っているなら、まずは 2週間の返金保証を利用して子どもに試させてみる のがおすすめです。
そのうえで「続けられそう」「学習効果がありそう」と判断できれば、1年以上の継続で十分に元が取れるサービスになることでしょう。ぜひ参考にしてみてください。
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