小学校に入ると、宿題の他に自主学習が課題として出されることがよくあります。
毎日帰宅後、宿題だけでなく自主学習もしなければならず、時間がかかってかなり大変で、習い事の前に急いで終わらせる日も多いですよね。自主学習に頭を悩ませる家庭は、私たちだけではないはず。
だからこそ、自学ネタの見つけ方や定番ネタ、手早く片付けるコツも知っておくと役立ちます。ノートをきれいに整理する工夫をすれば、先生から褒められる可能性もありますよ。
そこでここでは、小学生向けの簡単自主学習ネタをたくさんご紹介します。
褒められるノートの取り方や、10分程度で完了する簡単なネタもまとめています。面白い!やってみたい!というネタを取り入れて、自主学習を楽しく進めてみてくださいね。
【低学年から中学年向け】自主学習ネタ
小学校低学年といえど、自主学習が本格的に始まる小学校2年生や3年生では、学習内容がより専門的になり、新しい学問領域に触れる機会が増えます。
この時期は、学習の基礎を固める大切な時期ですので、自主学習を活用して、学校の授業での理解を深めたり、あいまいな部分を明確にしたりすることが重要です。
【国語】自主学習ネタ
国語の自主学習では、新たに学んだ漢字や語句、ことわざを中心にするといいでしょう。
他にもこんな自主学習をやってみるといいかもしれません。
- ことわざの意味や使い方を調べて例文を作る。
- 新しく学んだ慣用句を実生活の中で使ってみる。
- 漢字の成り立ちを調べてまとめる。
- 同じ部首を持つ漢字を集めて言葉への興味を深める。
- 敬語や反対の意味を持つ言葉(対義語)をまとめる。
自分で文章を考えてみたり、その漢字を含む熟語を調べたりすることで、より深く理解を進めることができますよ。
また、ことわざや慣用句の自主学習は、初めは少し難しいかもしれませんが、「どれだけ面白い慣用句を見つけることができるか」などのアプローチで楽しんで取り組むことが大切です。
自主学習を通じて、国語の学習内容を楽しみながら深めていくことが、言葉への理解をより一層豊かにしてくれます。
【算数】自主学習ネタ
小学校低学年から中学年の算数においては、計算問題を自主学習にすることが特に推奨されます。算数の基礎となるため、自主学習を通じて繰り返し練習することが大切です。
特に九九が不安な場合は、その復習から始めると良いでしょう。
九九の練習をすることで、計算の速さと正確さを高めます。九九の表を利用して問題を自分で作って解いてみましょう。
また、キログラムやセンチメートルといった単位も、これからの学習で頻繁に使われるため、早いうちにしっかり理解しておくとスムーズです。
ミリメートル、センチメートル、メートル間の換算をしっかりとマスターしましょう。
そして、コンパスを使って円を描く練習をするのもおすすめです。図形に対する感覚を養えますよ。
図形の性質についてまとめてみることも有効です。例えば、「三角形は3つの角を持つ」「直方体は12本の辺を持つ」といった特徴を理解する自学になります。
【理科】自主学習ネタ
小学3年生から始まる理科の授業では、植物の観察や昆虫の体の構造など、子供たちにとって身近なテーマから学習がスタートします。
これらのテーマは、自分で調べることによって理解を深めるのに非常に適しているため、自学に最適。特に生き物の絵を描くのが簡単かつ勉強になるので鉄板のネタです
また、昆虫とそれ以外の虫を分類する自学も面白い題材です。子どもたちは生物の多様性に気づき、分類の基準を学ぶことができます。
さらに植物の花や種子を観察するのも良いです。植物の生命サイクルや種類の違いを理解できます。
また、季節に応じて動物の生活がどのように変化するかをまとめるのもいいかもしれません。自然界のリズムと動物たちの生き方について学べます。
さらに、磁石に引きつけられるものとそうでないものを調査するのもおすすめです。物質の性質についての基礎的な理解を深めます。
宇宙の自学は、宇宙に関する興味を育むとともに、天体の動きや季節との関連性についての知識が拡がりますよ。
【生活・社会】自主学習ネタ
まずは自分の身の回りの事柄から始めるのがおすすめです。生活に密接に関連するテーマを自学の対象にすることで、興味を持ちやすく、理解も深まります。
例えば、日々訪れるスーパーで扱っている野菜や肉の産地を調べ、自宅の近くにある施設の役割や特徴を探るのはどうでしょうか。
また、生活・社会に関する自主学習はネタがかなり豊富なのが特徴。ざっとあげるだけでもこれだけあります。
- 周囲の地図に表示されている記号の意味を学ぶ
- 自分が住む都道府県やその県庁所在地についての知識を深める
- 地域独自の名産品や伝統について知る
- 警察署や消防署で働く人々の日々の業務に焦点を当てる
- ごみがどのように処理されるかやその処理場がどこにあるのかを調査する
これらはすべて魅力的な自学ネタとなり得ます。日常生活が学びの場となり、社会に対する理解を深めることができるはず。
自分の周りにある普通のことから学びを始めることで、生活・社会の学習がより楽しく、かつ実践的なものに変わるでしょう。
【その他】自主学習ネタ
主要な4教科以外にも、自分で学べるテーマは豊富にあります。
例えば、小学校3年生から始まる英語の授業では、英語に親しむためにローマ字や英単語を楽しく学ぶことになります。
また、世界の国旗や自分が訪れてみたい国について調査するのもおすすめです。世界の国々やそこでの生活様式に目を向けることで、異文化理解の基礎を築くことができますよ。
また、日本の地域による丸い餅と四角い餅の分布を調べることや、家庭内で見つけるユニバーサルデザインの探索など、教科にとらわれないのであれば学びの対象は無限にあります。
教科にとらわれない自主学習をしたとしても結局は家庭科や道徳、総合的な学習の時間など、なんらかの学習につながります。
教科縛りを受けにくい小学校低学年から中学年だからこそ、このような自主学習にチャレンジしてみるのもいいかもしれませんね。
【小学校高学年】自主学習ネタ
次のステップを間近に控えた小学校の高学年では、自主学習の習慣を身につけることが、中学校での成功への鍵となります。
中学校では授業の内容が一層深まり、より自立した学習態度が求められます。そのため、自分自身でノートを整理し、情報をまとめる能力を養うことが、学びを深める上で非常に重要になります。
自主学習をする際は問題を解くことだけでなく、見やすく整理されたノートを作成することにも注力しましょう。
見出しを使って重要なポイントを際立たせたり、色分けして情報を視覚的に理解しやすくしたりすることで、ノートはより機能的な学習ツールへと変わります。
どちらにしても丁寧なノート作りは、中学生活においても大いに役立ち、学習の効率を高め、成績向上に寄与します。
小学校のうちから、このような自主学習の習慣を身につけることで、中学生活へスムーズに移行し、充実した学校生活を送る準備を整えることができますよ。
これからいくつか自主学習ネタを紹介していきますが、そのネタを踏まえた上で綺麗なノートとしてまとめていくことを意識してみてください。
【国語】自主学習ネタ
小学5年生と6年生での国語学習では、漢字や語彙の習得が重要です。新しく学ぶ漢字に加えて、小学3年生や4年生で習った漢字の復習も忘れずに行いましょう。
さらに、四字熟語、故事成語、慣用句といった表現も中学校で引き続き学習するため、自主学習を通して基礎を固めておくことが大切です。
他にもおすすめの国語系自主学習をあげると以下のようになります。
- 画数が多い漢字を集めて練習し覚える
- 同音異義語を調べることで、言葉の豊かさと正確な使い方を学ぶ
- 故事成語や四字熟語の意味と使い方を調べ、実際の文章や会話で使ってみる
- 自分で俳句や短歌を作成することで、言葉選びのセンスを磨く
- 百人一首をノートにまとめて日本の伝統的な文化に触れる
- 最近読んだ本の感想を書くことで、読解力と批評力を養う
- 子供向け新聞を読み、学んだことや感じたことを感想文にまとめる
これらの自主学習を通じて、子供たちは国語の知識を深めるだけでなく、豊かな表現力や批判的思考力を身につけることができるでしょう。
小学校高学年でこれらの基礎をしっかりと築くことが、中学校以降の学習において大きな強みとなるはず。
【算数】自主学習ネタ
小学校の中学年で学ぶかけ算と割り算の筆算は、小学5年生と6年生になると、さらに精密な計算能力が要求されます。
そのため、誤算が頻発する場合は、自主学習を通じてこれを減らすよう努めることが重要です。不安がある場合は、過去の学年の内容を自主学習で復習することもよいのではないでしょうか。
また、小学5年生や6年生は面積、体積、割合といった概念に関連する公式が次々と導入されます。
この時期には、図形問題を解く際の作図の正確性も重要になります。もし普段からノートを雑に取っているのであれば、自学を利用して、丁寧に図を描く習慣を身に付けるのもいいかもしれません。
他にもこんな自主学習をやってみてはどうでしょうか。
- 筆算に関する問題を計算ドリルで解き、基本的な計算スキルを鍛える
- 理解が不十分な前年度の単元を、ドリルを使って復習し、知識の補強を行う
- 面積や体積の計算に必要な公式を一覧にまとめ、実践的に使えるようにする
- 図形の展開図を正確に描くことで、空間認識能力を高める
- 日常生活で見かける乗り物の速さを調査する
- 買い物での割引など、身近な割合の計算を行う
これらの自学を通じて、子供たちは数学の基本スキルを高め、中学校でのより高度な数学学習へとスムーズに移行できるようになります。
【理科】自主学習ネタ
小学5年生と6年生になると、理科の学習では実験が一層重要になります。授業で行った実験を家で振り返ることは、学んだ知識を定着させるのに効果的です。
実験の目的から始めて、使用した器具や装置、実験手順、そして得られた結果をノートにまとめることで、内容を整理し、理解を深めることができます。
さらに実験結果に基づいて自分なりに考察を加えることで、科学的思考力を養うこともできますよ。
他にもおすすめなネタは、以下の通りです。
- 雲の形状や種類について調査し、それが天候にどのように関連しているかを学ぶ。
- 太陽の位置と季節の変化との関係を調べ、季節ごとの太陽の動きを理解する。
- 人体の構造をまとめ、それぞれの器官がどのような機能を持っているのかを学ぶ。
- 異なる金属が持つ特性を調べ、その性質の違いをまとめる。
- 家庭にあるさまざまな物質の酸性またはアルカリ性を調査し、日常生活での化学反応を観察する。
これらの自学を通じて、子供たちは理科の学習に対する好奇心を刺激され、科学的な視点から世界を観察する力を養うことができるでしょう。
【社会】自主学習ネタ
小学校3年生と4年生で学ぶ社会科では、主に自分が住む地域に焦点を当てた単元が中心ですが、小学5年生と6年生になると、学習の範囲は日本全国の地理や歴史に広がります。
この段階では、都道府県を学ぶことが一つの大きなテーマとなるので、県庁所在地、地形、名産品などを自主学習に取り上げることで、日本の多様性について深く理解することができます。
まるで旅行をしているかのような気分で、各地の魅力を探究することが楽しい学習活動となるはず。
他にも以下のような自主学習ネタがおすすめです。
- 歴史ドラマで取り上げられる人物や出来事の背景をまとめる
- ニュースに登場する時事問題についてノートにまとめる
- 日本の主要な山脈や河川を調べて、その特徴や重要性について学ぶ
- 日本で産出される資源のトップ3産地を調査し、その経済的な意義を理解する
- 自分が住んでいる町の過去と現在を比較し、時間の経過とともにどのような変化があったかを調べる
- 昔の人々の日常生活(食事や家事など)について調査し、現代との違いやその時代の生活様式を理解する。
ほかにもニュースで取り上げられた時事問題について自分の意見や考えをまとめ、社会への理解を深めるのもいいかもしれません。
【その他】自主学習ネタ
小学校低学年から中学年の時と同じく、英語や家庭科を始めとするさまざまな学科は、自分で学ぶテーマの宝庫です。
また、日本の面白い事実や地方ごとの特色を紹介することは、クラスメートや先生から注目される素晴らしい自学になります。
雑学を披露することで、授業をより楽しく、興味深いものにすることができますよ。他にもこんなアイデアがあります。是非試してみてください。
- 食べ物や曜日など、日常生活に関連する英単語を書き、その単語を使った簡単な英文を作成する
- 「こんにちは」と言うさまざまな言語を学び、世界各国の挨拶に触れてみる
- サッカーやオリンピックなど、世界大会に出場する国々について調べる。
- 食品の賞味期限と消費期限の違いを理解する
- 博物館や科学館を訪れ、そこで学んだことや発見したことをまとめる
- 日本各地で使われている出汁の種類とその特徴を調べ、地域ごとの食文化について学ぶ。
- 日本人に多い、または珍しい名字のトップ10を調べる自分が政治家になったら実現したい
- 政策や社会への貢献について自分なりに考えてみる
これらは、今の自分にはない知見となるため将来への夢を広げるきっかけにもなるかもしれません。
すぐに終わらせたいならこれ!自学簡単ネタ
現代の小学生はさまざまな活動に忙しいため、短時間で取り組める自学のアイデアを知っておくことはとても大事です。
代表的な簡単自学ネタは授業内容の復習が挙げられます。既に習った教科書やプリントを再び解くことで、簡単にできるのにも関わらず理解を深めることができます。
テストが返却された日に間違った問題に再チャレンジするというのも良い自学です。この方法はサクッとできるにもかかわらず、学習成果が高いです。
他にもどんな自主学習の簡単ネタがあるのか、教科別に紹介していきます。
【国語】簡単な自学ネタ
国語の学習で、手軽に取り組める自学ネタには、漢字ドリルが最適です。
学ぶ漢字の数は増え続けるため、習った漢字を定期的に復習することが重要ですが、漢字ドリルを利用すれば簡単かつ効果的な自学になります。
ほかにも具体的な簡単自学のアイデアとしては、こんなものがあります。
- 新しく学んだ漢字の書き取り練習をする
- 習得した漢字を使用して、自分で文章を作成してみる
- 教科書に出てくる語句の意味を調べ、理解を深める
- 百人一首から選んだカードを書き写し、覚える
- 教科書の文章を書き写して音読し、読解力と流暢さを向上させる
これらの簡単なネタであれば、国語のスキルを楽しく効果的に向上させることができるはずです。
【算数】簡単な自学ネタ
全ての教科において、学習した内容の復習は不可欠ですが、特に算数では重要です。
復習もできる上でサクッと簡単にできる自学としておすすめなのは、教科書に記載されている公式を書き写したり、以前解いたドリルの問題を再度解いたりすることです。これで知識の定着を図りましょう。
また、計算力向上のために100マス計算も自学として特におすすめです。
100マス計算はオンラインで入手可能なため、事前にダウンロードして印刷しておくことで、いつでも練習が可能になります。
その他、算数の自学ネタで簡単なものとして、以下が挙げられます。
- 市販の問題集に挑戦して、さまざまな問題に取り組む。
- 実生活で出会う物の長さや体積を測って実践的な学習をする。
- 車や自転車、歩行者の平均速度を計測し、実際の数値との関連性を学ぶ
計算をしてスペースを埋めるのが一番手っ取り早いことではありますが、算数に関する調査学習をすることによってスペースを埋める、というのも簡単かつ効果のある自主学習となります。
【理科】簡単な自学ネタ
理科の自習をより効率的かつ楽しく進めるためには、図鑑の利用が有効です。
特に興味のある分野、例えば植物、恐竜、宇宙などに焦点を当て、図鑑で得た知識をノートにまとめてみましょう。
また、日々の空の様子、例えば雲の形や月の位相を記録するのも、理科の自学に役立ちます。複雑な図を自分で描くのが難しい場合は、教科書を模写するのも良いでしょう。
理科の自学に取り入れられる簡単な自学は、他にもこんなものがあります。
- 哺乳類、爬虫類、魚類など、異なる生物を分類する
- 日中の太陽の位置、方角、日照の角度を観察し記録する。
- 月の形を観察し、その変化をノートに記録する
- 雲の種類を観察し、それをもとに翌日の天気を予測してみる。
- 身の回りにある硬貨や食器などの材料を調べ、それがどのような原料からできているかを学ぶ
これらの自学ネタは、子供たちが理科に親しみを持ち、日常生活の中で科学を発見する喜びを感じる手助けとなるでしょう。
【社会】簡単な自学ネタ
社会の簡単自習ネタは教科書や資料集を読んで、まとめることが鉄板で、知識の吸収に効果的です。
また、歴史学習として学習まんがを使うのも簡単自学ネタとして鉄板の一つです。学習まんがを通じて歴史の流れや人物を絵とテキストをまとめましょう。
ほかにも社会科の自学に取り組むなら、以下のような簡単なテーマがおすすめです。
- 新聞の一面から主要な見出しをピックアップし、現代の社会事象についてまとめる。
- 昔の元号を調べて、時代背景をまとめる。
- 見た目が似ている国旗を集め、それぞれの国についてまとめる
他の教科に比べて気軽に取り組めるテーマがおおいですが、社会科の興味と知識を広げる良い手段となり、学びをより楽しくさせてくれるはずです。
【その他】簡単な自学ネタ
自主学習のネタは、実は身の回りに豊富にあります。
例えば、週末に体験したことを日記に記録するのは、書く習慣を身につけるだけでなく、自己表現のスキルを高めるのにも有効です。
また、食べ物の旬を調べたり、国旗を描いたりする活動は、地道に続けることで多くの知識が身につきます。
音楽を習っている場合には、音楽に関する自習も良いでしょう。例えば、楽譜の記号をまとめたり、好きな曲の音階を書いたりすると良いかもしれません。
このように基本の教科以外にも、さまざまなアイデアで自学に取り組むことが可能です。他にも以下のような自学が簡単でおすすめです。
- 毎週の出来事を日記に書き、文章力を養う。
- ショートカットキーをまとめてパソコンスキルを向上させる。
- 基本的なプログラミング言語をまとめて、論理的思考力を育てる。
- 世界の国旗を描き、地理学的な知識を深める。
- 日本の祝日とその由来を調べ、歴史や文化の理解を深める。
- 「今日は何の日?」を調べて、毎日の小さな発見を楽しむ。
- 自分が生まれた年の重要な出来事を調べて、歴史的背景をまとめる。
- 新聞記事から気になるものを切り抜き、社会に対する関心を高める。
- 旬の野菜を調べ、季節感を理解するとともに栄養学についても学ぶ。
- SDGsについて自分にできることを考え、書き留める
このように非常に多くのネタがあります。
特に教科を絞らなかった場合は、絵やイラストを使えることが多くなるため、ノートを簡単に埋めることができます。これによって簡単かつ学びの多い自学となるでしょう。
個人的おすすめ自学ネタ・簡単なのはこれ
我が家で実践して個人的におすすめといえる自学ネタのなかで、とくに簡単で効果的だったものを紹介します。
ここまで紹介したのとカブるものもありますが、チェックしてみてください。
漢字の成り立ち
漢字の成り立ちについて、絵を書きながらまとめるのがおすすめです。
漢字の書き取りだと、単調でどうしても飽きやすいもの。
子供にとってもつまらないので、ただの作業になってしまい、知識としてインプットされにくいです。そこでおすすめなのが成り立ちです。
「大」「月」などのように、人の姿や月の形から生まれた漢字などは、絵を書きながら成り立ちをまとめましょう。
成り立ちから知ることで、より頭に漢字が記憶されやすいですし、絵を書くことで視覚的にも楽しみながら勉強できます。イラストで自主学習ノートのスペースを埋めやすいのもポイントです。
動物の名前が入ったことわざ
ことわざを調べて意味を書き出すのは定番ですが、動物の名前が入ったことわざに特化すると、子供も興味をもって調べられます。
興味をもって取り組むと、勉強に対してネガティブな感情が芽生えにくくなります。
このように、少し工夫して子供の勉強に対するハードルを下げて、とりかかりやすくするのは特におすすめです。体感時間でサクッと終わった感覚になるはず。
魚の漢字だけを書きとり
漢字の書き取りは単調で飽きやすいですが、すこし縛りを設けて、魚の漢字に特化して書き取りするのはどうでしょうか。
魚の漢字と言えば、「鰯」「鮪」など魚へんに漢字がプラスされたものが多いので、見た目にも覚えやすいです。
回転寿司や普段の食卓などでも、「この魚の漢字わかるよ!」と教えたくなるような知識がつきます。食事中の会話も弾むはず。
ただ、場合によっては先生によっては自学として認められないケースもあるようなので注意してください。
教科書の内容を深堀りする
いま学校で習っている国語の内容を深堀するのも簡単にできる自学ネタです。
教科書に書いてあるお話で気になった言葉をノートにまとめたり、教訓を調べてまとめたり、写真や画像を貼って教科書の情景をイメージさせてみたり、、、
写真を貼って教科書を充実させるのも一つの手です。小学生の自学ネタとしてはおもしろい良いネタではないでしょうか。
算数テストや問題集の振り返り
直近のテストや問題集で、自分が間違えた部分の振り返りや解きなおしをするのがおすすめです。
解きなおしはネタに困らないというのが一番のメリットですが、間違えた部分=苦手な部分をつぶす作業になるので、成績アップも見込めます。
ちなみに、できなかった所は難しいからやりたくないと拗ねてしまわないように、初めは親がついて見てあげるとよりスムーズです。
色々な単位を調べる
とにかく計算はやりたくないというお子様は、単位を調べる自学がおすすめです。
長さ、重さ、体積、広さ、時間など色々な種類の単位を調べてまとめましょう。調べたら、身近なものに使われている例もプラスして書くと、スペースが埋まるのでオススメです。
数字関係の自学はじつは他にもあります。面白いネタもいくつかあるので、面白い自学ネタまとめ!再提出しにくいネタは?の記事もあわせてみていってくださいね。
公園で見つけた昆虫や生き物の観察日誌
下校後は外で遊ぶのが日課のお子様におすすめなのが、イラストつきの観察日誌です。
公園や家にある庭などで遊ぶ時に捕まえたトンボや、水辺で見つけたカエルやザリガニなど、生き物について観察日誌をつけましょう。
形や動き、色や大きさなど気づいたことは何でも書き込み、観察日誌をつけていくと自分だけの図鑑が出来上がります。
旬の果物や野菜について調べる
旬の果物や野菜について、イラストつきで調べてまとめてみましょう。
特別な買い物や農業体験をする必要はなく、ご家庭の冷蔵庫にあるもので大丈夫です。お子さんと一緒に冷蔵庫の野菜室を覗いてみて、旬のものを探してみましょう。
なぜその季節にたくさんとれるのか?なぜこんな色なのか?様々な観点でまとめていくと、自然にその食べ物が好きになり、食育にもなります。
新聞・ニュースをまとめる
テレビをつけてその日の気になるニュースについてまとめたら、すぐに1~2ページは埋まります。
新聞でもよいのですが、テレビならはじめて聞く言葉でも映像付きで解説されますから、子供でも理解しやすいです。
なお、ニュースを見る時は、タブレットやスマホは使わないようにしましょう。
意志の強い子でないと、知らない間にYouTubeやネットサーフィンに使われてしまい、勉強が全く進まず、叱る羽目になるかもしれません。
地図から好きな場所を選んで調べる
地図の中から好きな都道府県や地名を選び、その地について調べ、ノートにまとめましょう。名所や著名人はもちろん、特産品などは子供でもとっつきやすいです。
日本地図、世界地図どちらでもいいですし、かなりの量があるのでネタの宝庫ですが、まずは自分の地域から調べると、地元に愛着も湧きます。
ネタに困ったら少し派生して、選んだ土地の中で変わった地名の読み方なんかも子供は喜んで調べます。
レシピを書く
和えるだけの副菜や、ちぎるだけのサラダなど簡単にできるレシピをまとめると、サクッと終わる簡単自学ネタになります。
なお、少々お時間がかかりますが、自分で書いたレシピを自分で作るのもいいかもしれません。
自分で作るとよく食べてくれますし、作ったレシピと家族の感想をノートにまとめれば、嬉しくてお手伝いしてくれるかも‥。
世界の国のあいさつを調べる
世界中の国のあいさつを調べてまとめるのも鉄板ですがおすすめです。外国語はノートが埋まるのがとても早いです。これは習い事で忙しい日などには特に嬉しいですよね。
あいさつだけでなく、野菜や食べ物の名前など、ジャンルが豊富なのでネタが尽きないのもメリットです。
自主学習ネタを探す方法や決め方は?
自主学習のテーマを見つけることは、大変なことのように感じるかもしれませんが、実は身の回りには学ぶべき題材がたくさん溢れています。
子供が自分一人で学習のテーマを見つけるのが難しい場合もありますから、その際には親御さんがサポートをしてあげると良いでしょう。
ここでは親御さんが自学テーマを見つけるサポートをする時に役立つ知識を紹介していきます。
子どもの好きなこと・興味のある分野で探す
子供たちが自主学習を楽しみながら取り組むためには、興味や好きなことからテーマを見つけることが一つの鍵です。
食べ物、アニメ、動物、スポーツなど、関心のある分野は何でも構いません。まず、子供たちに自分の好きなものや関心があることをリストアップさせてみましょう。
例えば、もし子供がゲームが好きなら、「なぜ日本ではマリオが人気なのか」から始めて、「世界の他の国々でもマリオは人気なのか」という問いに進み、「マリオが人気な国々について調べてみる」といった具体的な学習テーマにつなげることができます。
「他の国の人もマリオが好きなのかな?」といったヒントを出すことで、子供の好奇心を刺激し、より学びが深まります。
「好きなこと」からスタートする自主学習のテーマは無限大です。自分が何に興味があるのか、何が好きなのかを再確認し、以下のようなアイデアからネタを広げてみましょう。
- 自宅のペットについて調べる
- 好きな食べ物がどの国の料理か探る
- よく食べるお菓子の製造過程を知る
- お気に入りの給食メニューをランキング化する
- 普段の遊びに公式ルールがあるか調べる
- 興味のある歴史上の人物について学ぶ
- 習い事のスポーツを漢字で書いてみる
- 毎週見ているアニメの背景について調べる
我が家も一時期、特定のゲームに夢中になっていました。
そのゲームでは化学薬品や鉱物が頻繁に登場するため、小学3年生の息子はそれを自主学習のテーマに選び、鉱物のリアルな絵や元素周期表を書き写すことで、理科への関心を深めました。
もちろん、完全に理解するには至りませんでしたが、学問への好奇心を広げる良いきっかけとなりましたよ!
「なぜ?」という疑問を持ち1日を過ごす
生活の中には、子どもたちの自主学習のネタになりうる「なぜ?」がたくさん隠れています。
普段何気なく過ごしている家や学校、友達との遊びの中で、「これはなぜこんな風になっているのだろう?」と疑問に思うことが自主学習の素晴らしい出発点になります。
意識を少し変えてみるだけで、日常は疑問に満ちた世界へと変わるわけですね。
子供たちが大好きなYouTubeからも、自学のテーマを見つけることができます。また、小学生向けの雑誌も、興味深いネタが豊富に含まれているため、定期的に目を通すと良いでしょう。
「なぜ?」という疑問が心に浮かんだら、それをノートやメモに記録し、詳しく調べてみることから自主学習が始まります。
たとえば、日常生活から生まれる自主学習のネタの例には次のようなものがあります。
- 早寝早起きがなぜ健康に良いのか
- 6月に雨が多い理由は何か
- 同じ時間帯でも、なぜ夏は明るく、冬は暗いのか
- 晴れと曇りの境界はどのように決まるのか
- 台風は世界中のどこにでも存在するのか
- 花火の美しさの秘密は何か
- 白砂糖と茶色砂糖の違いは何か
- なぜバランス良く野菜を食べる必要があるのか
- 猫が高い場所を好む理由は何か
- 犬が散歩が好きなのはなぜか
- 正座をすると足がしびれるのはなぜか
- 血液型はどのように決まるのか
- 爪と髪が伸び続ける理由は何か
これらの質問から出発して、子どもたちは自分自身で答えを見つける楽しみを味わうことができます。自主学習は、知識を深めるだけでなく、問題解決能力や批判的思考力を養う絶好の機会にもなるはず。
これまで経験したことを振り返る
日頃の趣味や習い事、そして過去に訪れた旅行先や体験したレジャーから自主学習のテーマを見つけ出すことは、子どもたちにとって魅力的なアプローチになります。
特に定期的に参加している習いごとからテーマを見つけるのは、子どもたちが日常的に関わる活動であるため、特におすすめです。
例えば、スポーツを学んでいる場合、そのスポーツの歴史や有名な選手、プロが採用しているトレーニング方法などを調査することで、日々の練習に役立てることができるでしょう。
旅行やレジャー体験も、子どもたちが自主学習のネタにする絶好のチャンスがかくれてます。
訪れた土地の特産品や人口、そこから出た有名人などを調べてみると、次回その場所を訪れる際にはより深い理解を持って楽しむことができるはずです。
ほかにも、習いごとや旅行・レジャー体験から派生する自主学習のアイデアは次のようなものがあります。
- サッカーのリフティングがうまくなるための練習方法は何か?
- 大谷選手がメジャーで活躍できているのはなぜか調べる
- 有名なピアニストや彼らの代表作について調べる
- 地元の気候と旅行先の沖縄の暑さの違いを調査する。
- 日本の積雪量トップ5の地域はどこか?
- 旅行先で初めて体験した地元の特別な景について書く。
- なぜ日本は夜なのにアメリカは朝なのか?
- 世界各国ではお正月をどのように祝うのか?
これらのアイデアは、子どもたちが身近な経験から学びを深め、新たな発見をするための出発点となります。
学びのプロセスを楽しみながら、子どもたちは自分の関心や好奇心を広げていくことができるでしょう。
まとめ:自主学習は簡単に楽しくできる
楽しく簡単な自主学習にするためのコツは、使うネタを自由に決めることです。
自主学習に対して「きちんと勉強しなくては」と思う方が多いかもしれませんね。
時には先生が「今日の自主学習では◯◯をしてください」と具体的な指示を出すこともあるかもしれませんが、意外とこういうケースは少ないです。
ほとんどの場合、特に指示がなく、子どもが自由に学習テーマを選んでも構いません。
指定がある場合はしっかりと考え込まないといけませんが、そうではない場合は自分の好きなことに取り組んで良いのです。
自分の好きなキャラクターについて、先生に紹介するのも良いですし、漫画を書いたり、オリジナルキャラクターを書くのもいいかもしれません。
とにかく子どもが自ら楽しんで学べること、意欲を持って自主学習に取り込むことが一番重要です。
興味を持ちやすいテーマを選ぶことで、自主学習への取り組みも自然と進むので、特に先生からの縛りがないなら、まずは自分の興味がわくものを取り上げてみてはどうでしょうか。
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