小学1年生で読解力がない子への対策をまとめたページです。
小学1年生で読解力がない子は少なくありません。文章を読むのが苦手な子や、ディスレクシアなどの発達障害で読解力がそもそも低い子も多いです。
小学生の子供の読解力が低い原因はいくつかありますが、本を読んだり、文章を書いたり、読解力向上の教材に取り組んだり、対策はたくさんあります。
本記事では、小学1年生で読解力がないと悩む親御様に向けて、読解力を上げる方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
読解力ってそもそもなに?
読解力とは、文章を読んで理解する力のことです。
つまり、読む力ではなく、読んで「理解する力」ということです。
まず大事なのが、会話の中で理解する力が発揮できているかどうか。小学1年生レベルの会話をしていて、お友達や親の言っていることが理解できているかどうかを確認しましょう。
会話が理解できるなら、次は文章が理解できるかどうか。
わたしはあさ7じにおきて、あさごはんをたべてからがっこうににいきます。がっこうについたら、すぐに1じかんめのじゅんびをします。
このような文章を読ませてみて、
「学校についたら何する?」
「起きたら何してから学校にいく?」
というような質問にすぐ答えられるなら十分といえます。つまり、読んだ内容を頭で理解でき、それをアウトプットできる力が「読解力」なのです。
ここまでをまとめると、
読解力=文章を読んで理解する力
であり、理解した内容をアウトプットできて、始めて読解力がある子といえます。ここまでを理解した上で、次に進みましょう。
ここからは、読解力がない子の特徴や対策を紹介していきます。
小学1年生で読解力がない子の特徴
小学1年生で読解力がない子の特徴をまとめると、次のようになります。
- 文章を音読しても理解できない
- 音読がスラスラできない
- 言葉や文の意味を理解するのが遅い
- 国語以外の科目でも問題が長いと間違う
うちの子読解力がないかも・・と不安な方は、上記の点当てはまるところがあるのではないでしょうか。対策を打つ前にまずはお子様の読解力のレベルを把握しておきましょう。
文章を音読しても理解できない
小学1年生で読解力がない子の特徴として、文章を音読しても理解できないことがあげられます。
単語自体は理解できても、文章全体となると、理解が進まなくなるというケースです。
普通は、黙読して頭に入らなくても、音読することで理解できるようになるものですが、音読してもうまくいかない場合は、読解力がない、読解力が低い可能性が高いです。
黙読で理解できない子は多いですが、音読してもわからないようであれば、読解力が低いことを疑いましょう。
音読がスラスラできない
文章を音読しても理解できないことは読解力がない可能性が高いのですが、そもそも音読がスラスラできない場合も、読解力が低い可能性があります。
ひらがなが読めるのに音読ができないのは、文章をうまく把握できていないのです。
ただ、もし文字自体が読めなかったり、極度に文章が読めない場合はディスレクシア(読字障害)の可能性も考えらえます。
ディスレクシアのような発達障害かどうかは、音読やひらがなの読み、理解度である程度は把握できます。1年生で全く読めない、勉強しても全然できない場合は、ディスレクシアを疑ってもよいでしょう。
ただし、音読が少し苦手程度であれば、発達障害ではありません。読解力が低いだけの可能性もあるので、後述する対策を実践して練習すればOKです。
言葉や文の意味を理解するのが遅い
読解力のない子は、言葉や文の意味を理解するのが遅いです。全く理解できないわけではありませんが、意味をつかむのに時間がかかります。
文章を読むときは、ドンドン理解しながら前へ進んでいくものですが、読解力のない子は理解がスムーズにできません。
そのため、読むスピードに理解が追い付かず、文章を読み解けないのです。読み解くにしても、周囲の子よりも遅れ気味になってしまいます。
国語の教科書や絵本を読み聞かせてみて、途中でわからなくなるようであれば、読解力が低い可能性があります。
国語以外の科目でも問題が長いと間違う
読解力というと、国語だけの問題のように思えるかもしれませんが、他の科目でも重要なポイントになります。算数でも社会でも理科でも同じ。読解力が低いと、各科目で躓く元です。
そのため、読解力のない子は国語以外の科目でも、問題が長いと間違えることがあります。短い文章なら理解できても、長い文章となると問題を理解できないのです。
もし、他の科目でも文章問題ができないのであれば、読解力が低い可能性があります。国語が苦手なだけなのか、読解力が低いから国語も他の科目も苦手なのか、よく見てあげてください。
小学1年生が読解力をつける方法
小学1年生が読解力をつける訓練方法を紹介します。
一年生であれば、グングン読解力が伸びる子もいるので、読解力が低いと悩んでいる方は、できそうな訓練からやってみてください。
本を読む
読解力をつける有効な方法が、本を読むことです。
単純な対策ですが、長期的に見ると1番大事な方法です。
とはいえ、読解力のない子は本を読むのが嫌い・苦手な子も多いです。なので、大事なのは、無理をしないこと。
- 子供が読みやすいレベルの本を選ぶ
- 焦らずにゆっくり本を前から読んでいく
子供のペースで好きな本を読むようにしましょう。
他の子よりは文章を読み進めるのが遅いかもしれませんが、そんなことを気にする必要はありません。ゆっくり理解できればいいのです。
本を読んで、わずかずつでも理解できるようになれば、やがて読むスピードも上がってきます。
そうなれば、本を読む楽しさも味わえるので、最初は大変かもしれませんが、子供のモチベーションが上がる本から始めて習慣化していきましょう。
子供といっしょに音読する
小学1年生で読解力がないのなら、親のサポートも大切です。例えば、本を読むときにいっしょに文章を音読してあげてもいいですね。
親がいっしょに音読してくれれば、安心感もあり、本読みもスムーズになります。最初は難しくても慣れてくると一人でもできるようになるかもしれません。
いっしょに音読していると子供がどんなところでついてこれないのか、わかってない部分はどのような文章なのか、把握することもできます。
1人で音読するのを繰り返す
小学1年生で読解力がない子でも「音読ができるレベル」に達してるなら、1人で音読を繰り返させてみましょう。
同じ本でもOKです。何度も音読すれば、言葉や文章を理解するコツがつかめるようになるので、慣れてきているなら一人で音読する練習をしましょう。
クイズや言葉遊びをする
小学1年生で読解力が低い原因の1つに「使える語彙が少ない」ということがあげられます。
単語をあまり知らないので、文章をうまく読めないのです。
語彙力は読解力に直結するので、語彙力が乏しい人はまず語彙力を高める訓練をしましょう。
そこでおすすめなのがクイズや言葉遊びで語彙力を磨くという方法です。
クイズや言葉遊びをするうちに、自然に単語も覚えるようになり、知っている語彙も増えます。しりとりやマジカルバナナなどの遊びでもOK。
言葉を使った遊びを積極的にやってみましょう。
語彙が増えることで、文章を理解しやすくなり、読解力向上に繋がりますよ。
ワーキングメモリを鍛える
ワーキングメモリとは、入ってきた情報を一時的に保存しながら、処理する脳の機能のことです。
- 学校での連絡を覚えられない
- 2つの事を同時にできない
- すぐに物事を忘れてしまう
このような行動に心当たりはありませんか?
読解力がない小学1年生の場合、このワーキングメモリの働きが低いのかもしれません。ワーキングメモリが低い子は、文章を読んでもなかなか意味が理解できないのです。
そこでポイントになるのが、いかにワーキングメモリを鍛えるかです。いろいろな方法が提案されていますが、例えば次のようなこともおすすめです。
- 逆さ言葉遊びやクイズ
- 後出しじゃんけん
- 暗算や暗記が必要なゲーム
かんたんにできるのは上記のようなゲームです。ポイントは「瞬時に判断する」「暗記する」といった内容があることです。
ただ、あくまでも遊びの一環なので、もう少し本格的に鍛えたい人は、習い事をやるのも選択肢の1つですよ。
最近はワーキングメモリの向上に注目が集まっているので、学研がことばパークというオンラインの通信教育でワーキングメモリを集中的に鍛える学習を提供しています。
ことばパークでは、さまざまな角度でワーキングメモリを鍛える訓練をしてくれます。
例えば、文章を読む→先生が文章を隠して読んだ内容に関する質問をする→子供は読んだ文章を思い返して答える、というように、読解し、整理し、アウトレットする練習を行います。
これは一例ですが、読解力向上にもつながる学びができるので、気になる人は「ことばパークの評判は?学研オンライン国語教室の口コミまとめ」の記事もあわせてご覧ください。無料で体験もできますよ。
短い文章を作って書く
読解力がない小学1年生は、短い文章を作って書く練習をしてみましょう。自分で作った文章の意味は理解しやすいので、文章の構成や流れを学ぶのにうってつけですよ。
数多く短い文章を作っていけば、様々な文章も読み解けるようにもなるはず。お手紙を書くという形でもOKです。書く練習は読む練習に繋がりますよ。
書くことが得意になると、読む能力も自然についていくもの。そのため、短い文章でいいので、作って書く練習を繰り返していけば、読解力向上に役立つでしょう。
毎日日記を書く
短い文章が書けるレベルになっているなら、日記を毎日書くのも効果的です。
日記にはいくつもの文章を書くことになり、文章同士のつながりも重要になるため、読解力も磨かれます。
毎日日記を書いていくと、文章力も磨かれ、やがて長い文章も書けるようになるでしょう。
長い文章が書ければ、長い文章を読むのにも慣れてきます。そうなれば、読解力不足も解消されてくるはずですよ。
学習教材や習い事に頼る
読解力がない小学1年生にしっかり訓練させたいなら学習教材や習い事を利用することです。
読解力だけじゃなく学校の勉強全体が心配な人は進研ゼミチャレンジタッチのような総合的にバランスよく成績を伸ばしていける教材がおすすめです。
読解力を中心としたワーキングメモリを集中的に向上させたいなら、先も紹介した学研のことばパークというオンラインの通信教育がおすすめです。
オンラインで気軽に受講でき、子供の脳の処理能力を鍛えながら、読解力向上も見込めます。
読解力が身に付く学研のオンライン学習
中学受験なども見越して、より本格的に読解力を磨きたいならカンガエMAXというアプリ教材もおすすめです。
カンガエMAXは、文章を用いて思考力を磨く学習アプリ。中学受験の準備にもよく使われる教材で、かなり本格的な読解力向上を見込めます。
詳しくは「カンガエMAXの口コミは?思考力を鍛える最新アプリをレビュー」の記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。体験もできるので、気軽にお試しできますよ。
思考力強化に特化したアプリ
一年生で読解力がない子もすぐ伸ばせる
小学1年生で読解力がないかも・・と心配な方はたくさんいます。1年生は文字学習を始めたばかりなので、焦らずに子供のペースに合わせてお勉強をしていきましょう。
最後に読解力を伸ばす方法をまとめておきますね。
読書&文章を書く練習
まずはお金をかけずに毎日の生活の中でレベルアップさせたい人は、図書館で本を借りたり、短文や日記を書いたり、文章に触れる機会を増やしてあげましょう。
ドリルは市販教材で進めたい人は、子供の読解力を鍛えるドリル・教材【小学生向け】の記事も要チェックですよ。
家庭学習は習慣化すれば、長期的にはとても成長してくれるので、毎日の生活に取り入れてみてくださいね。
中学受験を目指して読解力を向上させる
小学1年生から中学受験を目指して読解力向上を進めたいならカンガエMAXのようなハイレベルな読解力向上が見込める教材をやるのも1つの手です。
少々むずかしいですが、読解力・思考力をきっちりレベルアップさせていけるので、上を目指したい人はチェックしてみてください。
小学一年生なら読解力はこれからドンドン伸びていくはずです。読解力が低いと感じたなら、早めの対策をして遅れをとらないようにしてあげましょう。
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