通信教育

そろタッチと公文はどっちがいい?メリットとデメリットを比較!併用はアリ?

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子供の算数を伸ばすのに、そろタッチと公文はどっちがいいのか比較してみました。

自宅でそろばんが習える「そろタッチ」は、暗算力が身につくと話題の通信教育です。

一方、算数の習い事と言えば「公文」が昔から支持されていますが、どちらを選ぶべきか迷う親御さんは多いのではないでしょうか。

そこで今回は、そろタッチ・公文の違いやメリット・デメリットをまとめて比較しました。そろタッチ・公文の併用はアリかどうかも解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

そろタッチと公文の特徴は?

まずは、そろタッチと公文それぞれの特徴をおさらいしていきましょう。料金や受講スタイル、対象年齢などをまとめてみました。

そろタッチの特徴

そろタッチは自宅のタブレットでそろばんが学べる通信教育です。近くに開校している教室があれば、通塾形式で学ぶこともでき、どちらか好きな方を選ぶことができるフレキシブルな学び方です。

自宅でタブレットで学べるそろタッチを「ネット生」と呼び通塾形式で学ぶものを「教室生」と呼びます。両者の違いは以下のようになります。

学習方法 教室生 ネット生
学習方法 日々の自宅学習 日々の自宅学習
週1回50分程度の授業
先生・友達の応援/イベントなど
学習開始 年長・小学1~2年生(※教室によって違いがあります) 年齢制限なし
料金 入会金+月額11,000円(税込※教室によって違いがあります) 月額3,960円(税込)
特長 一緒に学ぶ友達がいる 自分のペースで毎日学習
先生に頑張りを褒めてもらえる 料金がリーズナブル
教室限定そろルーム授業がある 不明点はメールで質問
教室で楽しく本番力を鍛えられる 保護者や大人も挑戦できます
クラス結果がリアルタイムでみえる
自分のペースで毎日学習
相談できる先生がいる
教室限定プレゼントやイベント

引用元:そろタッチ公式サイト

ネット生の場合は入会金も端末費用もかからないため、利便性としてはネット生の方が敷居が低そうですね。

しかし、自宅にタブレットが無い人に対して端末の貸与などは行っていないため、受講環境の準備が必要です。

初月は無料で月末まで使うことができますので、教材が合っているかどうか気軽に試せますよ。

ちなみにそろタッチは、SNSやブログなどの情報だと圧倒的にネット生の話題が多いです。

具体的には「悩んだ結果、ネット生を選ぶ」という人がインターネット上ではよく見られます。

そして、ソロタッチの公式の発表によると、教室生よりもネット生の方が多いという事実が明らかになっています。

教室生よりもネット生の方が多い

引用元:そろタッチ公式サイト

ですので、今回の記事も基本的にはソロタッチの「ネット生」を公文との比較対象として取り上げていきます。

公文の特徴

一方、公文は自宅付近にある教室に、直接通塾するスタイルの学習塾です。

公文の基本情報
  • 直接教室へ通う塾形式
  • 教科は算数・国語・英語(1科目から可能)
  • 月額7,150円(東京・神奈川は7,700円)
  • 独自教材を使いスモールステップで学ぶ
  • 幼児から高校生まで受講できる

公文はフランチャイズ形式の塾なので、基本の教材は一緒でも、先生や教室の運営方針によって雰囲気がガラッと変わることもあります。

こちらも入会金は不要ですが、地域によって多少会費の違いがあり、冷暖房費などの運営費用がかかる場合も。

ちなみに公文と言えばボリュームたっぷりの宿題というイメージがあるでしょうが、月額費用に教材費が含まれていますから、塾の中ではかなりコスパが良いほうです。

そろタッチと公文のメリット・デメリット

続いて、そろタッチと公文の効果、メリットやデメリットをまとめて紹介します。

どちらも小学校の授業進度に合わせた習い事ではないため、テストに対する直接的な対策はありませんが、算数に特化したコンテンツという意味では共通しています。

そろタッチのメリット・デメリット

そろタッチを受講するメリットは以下です。

  • 約2年で暗算上級者レベルが目指せる
  • 送り迎えの手間がない
  • そろばん塾に比べてリーズナブル
  • 自分のペースでスキマ時間に取り組める

そろタッチのカリキュラムは、目安の学習量を毎日こなした場合、約2年で暗算上級者レベルに到達するように設計されています。

実際、2023年は上級者のレベルに達した人が約1000人にも上り、約22ヶ月でそのステージまで達しています。

上級者のレベルに達した人

引用元:そろタッチ公式サイト

さらに、ネット生だと自宅で受講できるため親御さんの負担が軽減されるのも魅力です。送迎にかかる時間を有効活用できることでしょう。

ちなみに日本珠算連盟によれば、一般的なそろばん塾の相場は月に4,000円~12,000円くらいとされており、そろばんの購入費用や入会金など別途費用がかかる場合もあります。

ですが、そろタッチのネット生なら月額費用の3,960円ぽっきりなので、大幅にコストカットできます。

非常にコスパが良いにもかかわらず、自分のペースでスキマ時間に取り組めるのが魅力。習い事の多い子でも柔軟にスケジュールを調整できます。

しかし、いくつかのデメリットがあるのも事実です。

  • 学習適齢期は5~8歳
  • 直接先生から指導を受けられない
  • そろばんの使い方自体を学ぶわけではない

そろタッチのネット生であれば、年齢制限なく受講できますが、最も効率良く学ぶには「学習適齢期」は見逃せません。

そろばんで得られる「暗算力」は、ひっ算のイメージが出来上がってしまうと逆に習得しにくくなるため、開始年齢は5~8歳がベストです。

実際ソロタッチが発表している統計でその傾向がよくわかります。

ソロタッチが発表している統計

2023年に暗算上級に達した学習者は8歳が最も多く、7〜9歳が8割を占めます。
3〜4歳で学習を開始すると、難しすぎてやめてしまうケースが多く
また9歳以上でスタートすると、筆算式がすでに定着していて、珠のイメージがつかず、上級まで進めない学習者が多くいます。

引用元:そろタッチ公式サイト

また、そろタッチはデジタル教材なので、先生から直接指導を受けたければ「教室生」で受講し、お近くの教室に通わなければなりません。

アプリを操作してそろばん式暗算を学ぶだけで、そろばん本体を使うわけではないため、実物を触って学んでほしいなら通塾形式をとる必要があります。

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公文のメリット・デメリット

公文を受講するメリットは以下のとおりです。

  • 先生から直接指導が受けられる
  • 他の教科も学べる
  • 塾の中では安い

公文は教室に直接通いますから、わからないことは先生に質問して、すぐに疑問を解消することができます。監督者がいないと、勉強を頑張れないタイプの子にもおすすめです。

さらに、国語・英語も取り扱っているため、他の教科も受講できるのがメリットです。

一般的な学習塾に比べてリーズナブルな価格ですから、塾に通わせたいが費用はかけたくないというご家庭にもおすすめです。

ただし、みっちり授業を受ける学習塾とは違い、基本はプリントをどんどん解いていくだけなので、学習スタイルが異なる点には注意が必要です。

その他、デメリットは以下のとおりです。

  • 教室によって当たり外れがある
  • 宿題が多く、単調なので飽きがち
  • 塾の中では安いが、そろタッチよりは高い

先述のとおり、公文はフランチャイズ形式なので、通う教室や先生によって雰囲気が大幅に異なります。

言葉を選ばずに言うと、当たり外れが大きいため口コミを精査する必要があり、子供との相性を見極めなければ思ったような効果が得られない場合も。

こんな感じで公文の先生との相性に関する口コミは多数ありますので、これを事前に調べておく必要があります。

また、スモールステップで進むのはメリットでもありますが、単調な宿題でなおかつボリュームがあるので、飽きやすい子は要注意です。

学習塾の中ではリーズナブルですが、そろタッチと比べれば3000円ほどの違いがあるため、負担にならないかどうか検討する必要があるでしょう。

公文辞めて他の教材を検討している人は、進研ゼミなどのおうちでできる家庭学習教材もチェックしてみてください。最近はAI活用してかなり進化した通信教育になっており、家にいながら個別指導のように学べますよ。

そろタッチと公文の併用はアリ?

そろタッチと公文の併用については、スケジュール的に可能ならばできますが、基本はそろタッチを先行するのがおすすめです。

そろタッチはひっ算のイメージがつく前にはじめるのが効果的なので、同時に始めてしまうと混乱する可能性があります。

なお、同じ算数系教育でも、そろばんと公文の教材は全く異なるものですから、学習内容が被って飽きるということはありません。

ただし、そろタッチと公文はどちらも毎日コツコツ続けることが前提のカリキュラムですから、1日あたりの負担は確実に増えます。他の習い事や、生活リズムとの兼ね合いには注意が必要ですね。

そろタッチ公式によると、暗算上級レベルに達して実力が定着したら、そこから塾などへ移行すると、相乗効果が出ておすすめとのこと。

算数教室は、学校と同じ筆算を軸にした計算法です。そろタッチは、数を数字ではなく形でとらえる学習法のため、 筆算で答えが出せると、イメージ力が育ちにくくなります。筆算による基礎計算力がつく前のお子様にそろタッチは適しています。 既に算数教室へ通われているお子様は、そろタッチではなく算数教室を継続されることをお勧めします。 そろタッチで暗算上級レベルに達しイメージ暗算がきちんと定着した後、算数教室・塾などへ移行される場合は、相乗効果がでて非常にお勧めです。

引用元:そろタッチ公式サイト

そろタッチは学習適齢期が5~8歳ですから、まずはこちらからスタートして、ゆくゆくは移行といった使い方が効果的でしょう。

個人的には公文の学習だと勉強はできても家で進んでお勉強するような子にはならないと思っているので、家庭学習を充実させたいなら進研ゼミのような総合的に学べる学習教材と併用するのもアリだと思います。

【まとめ】そろタッチと公文はどちらも優秀な算数系カリキュラムが強み

今回は、そろタッチと公文はどう違うのか、どっちがおすすめなのかを比較して解説してきました。

最後に、そろタッチと公文どちらが合っているのか、おすすめな人の特徴をまとめておきます。

【そろタッチがおすすめな人】

  • 暗算力を身につけたい
  • 自宅で学べる教材が良い
  • コスパ良く算数を強化したい

【公文がおすすめな人】

  • 塾に通わせたいが安く済ませたい
  • 他の教科も学ばせたい
  • シンプルな問題にコツコツ取り組める

この2つの教材は特徴が異なるため、併用しても飽きませんが、そろタッチはひっ算のイメージが出来る前に受講することが効果的とされています。

どちらも同じくらい興味を持っているなら、まずはそろタッチに取り組んでみてから移行を検討するのが良いでしょう。

そろタッチは、受講開始月は月末まで無料で使えますので、ぜひ気軽に教材を試してみてくださいね。

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