通信教育

なぜくもんの先生を辞めた?元・公文の先生10人に理由をきいてみた

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なぜくもんの先生をやめたのか、その理由はある程度の傾向はありますが十人十色です。

当サイトでは元”公文の先生”10人になぜ公文を辞めたのかをお伺いしてみました。

誰もが共感できる理由から、なるほどと唸る理由まで色々なケースがあるので、是非参考にしてみてください。

【なぜ辞めた?】子供の問題行動を正してはいけないと言われたから

くもんの先生として働いておりました。やめた理由は、生徒の行動に許せない事があったのですが、他の先生に相談したところ「こちらが我慢しないといけない」と言われたからです。

私が勤めていた公文の教室は、他の先生と協力して生徒たちの間に均等になるよう席に着き、そして業務を行います。

生徒たちの様子を見つつ、丸つけを行いますが、この時、手が止まっている生徒や、騒いでる生徒を見つけたら注意をしたり、教えたりします。

私がいたくもんでは、問題児の男の子が複数人いました。この子達は友達同士で、そのくもんの中でも要注意人物としてマークされていました。

私が初めて着任した時にその子たちをよく注意して見ておくよう指示があったのですが、やはりマークされているだけあって、騒いだり他の人の邪魔をしたり、終わっていないのに帰ろうとしたりしていました。

私がたまらずやんわり注意すると、「先生うるさい」や「マジきもい」など言い返してきて、なかなかうまくいきません。

このままでいるのは他の生徒のためにもよくないと思ったので、責任者やその他の先生にもアドバイスを求めました。

すると、「気持ちはわかるけどこちらが我慢しないといけない。今の親はうるさいから」と解決など最初からする気がないような回答がきました。

現在の教育において、子どもを叱らないとする教育方針が蔓延っていますが、こんな教育環境では何かを教えることはできないと思い、くもんの先生及び教育業界から撤退しました。

【なぜ辞めた?】田舎特有の閉鎖的な雰囲気がイヤになった

辞めたのは田舎特有の閉鎖的な雰囲気のせいだと思っています。

具体的に言うと、私の結婚相手が外国人だったせいか、生徒や保護者から根掘り葉掘り聞かれるのにうんざりしたのと、特定の国に良くない感情をいだいている保護者の方にデマを流され、精神的に参ってしまったからです。

元々プライベートを侵害するような質問が多かったのも原因でもあります。普通の人間関係であれば聞かないようなことまでいろいろ聞かれたりするのに日頃からうんざりしていました。

田舎なので通ってくる生徒も小さい頃から知っていたり、生徒同士もほぼ同じ学校だったりで、とてもアットホームで雰囲気の良い教室でした。

子どもに教えることも好きなので、気に入っていた職場でしたが、もう耐えられなかったです…。

【なぜ辞めた?】保護者の圧力がキツかった

公文の先生として子供たちに教えることは本当に楽しかったです。子供たちが新しいことを理解し、成長する姿を見ることは喜びでした。

しかし、保護者からの圧力が次第に私にとって負担になり、結局はそれでやめてしまいました…。

最初の頃は保護者も私を信頼してくれ、温かく見守ってくれていたんです。しかし、時間が経つにつれて、成績向上に対する期待や、他の子供と比較するクレームに近い意見が増してきました。

たとえば、ある保護者は毎週のように成績報告を求め、子供が思うように進まないときには、私に対してなぜ成績が上がらないのか?と詰めてきたんです。

私は子供たち一人ひとりのペースに合わせて教えることを大切にしていましたが、保護者の期待に応えようとするうちに、自分自身の教え方にも疑問を持つようになりました。

そして、子供たちのために最善を尽くしたいと思っていましたが、次第に保護者からのプレッシャーが私の情熱を蝕んでいったんです。

私は疲れ果ててしまいました。毎日がストレスとの戦いであり、子供たちに対する情熱も薄れていくのを感じました。最終的に心の健康を守るために、公文の先生を辞める決断をすることに。

教育における保護者との関係の重要性と、教師としての自分の限界を知ることができました。

子供たちとの素晴らしい思い出は今でも大切にしていますが、再び教育の現場には、より良い「教える側に対するサポート体制」が必要だと強く感じています。

【なぜ辞めた?】特定の親御さんとトラブルになった

ある親御さんとトラブルが原因で公文の先生をやめました。

もともと私は子供が苦手で先生になってからも常にストレスを感じていました。

なるべくストレスにならないよう、生徒から質問があったりなど必要最低限のことでしか関わらないようにしていたのですが、1人とても懐いてくれている生徒がいて、その子とだけはほんの少しだけ他愛のない会話をしていました。

ある日、その子とは別の親御さんから「1人の子だけにつきっきりになっており、他の子の勉強が全く捗っていない」とクレームが入りました。

クレームを入れられるほど話してはいないし、他愛のない話と言っても1分以内に終わる内容のものばかりだったので、正直意味がわかりませんでした。

その事はクレームを言ってきた親御さんに直接説明したのですが、「お前のせいで成績が上がらない、通わせてる意味が無い」との一点張りで、その後もしつこく粘着されることに。

クレームを言う親御さん以外の親御さんとはトラブルがなかったのですが、すべてが面倒くさくなり辞めることにしました。

【なぜ辞めた?】子供との物理的な距離が近すぎて嫌になった

くもんの勤務場所が狭い空間であったため、カラダ同士の接触や飛沫対策など、気を配らなければならない要素が他の教室よりも多くありました。

気を配ることが多かったため、先生として採点やフィードバックをするという仕事以外の負担が大きく、ストレスがものすごかったため、かなり悩みはしましたが結果的に辞めています。

先生になりたての頃は長く続けるつもりで仕事を始めました。

しかし、自分が想像していたよりもずっと子どもとの距離が近く、他の教室はここまで気を配っていないのに、なぜ自分だけここまで気にしなければならないのかとストレスになってしまったのです。

【なぜ辞めた?】バイトをやめて就職することになった

学生をやっていたときに、アルバイトとしてくもんの先生をやっていましたが、就職が控えていたのでやめました。

くもんの先生として、ずっと働き続けるという選択肢も頭の片隅にありましたが、実際に働いてみるとすごく大変だったので、普通に就職することにしました。

もともと子供の面倒が好きで、子供の元気な姿が見たいのと教える仕事が好きだったので、アルバイトをしていました。将来は教育に関わる仕事がしたいとも思っていました。

就活の結果、教育とは全然関係のない仕事に着く予定になっていたため、余計に意識していたのです。

しかし、保護者の目や言うことを聞かなさすぎる子供の存在など、リアルな現場を目の当たりにして、子供と関わる仕事はやめておいた方が良いと分かりました。

就職前にそれがわかってよかったと思っています。

【なぜ辞めた?】教室の設備が古すぎた

私は先代の公文の先生から教室を引き継いだのですが、その教室がかなり古い民家でした。

夏はめちゃくちゃ暑く、冬は極寒でエアコンをつけていてもどうにもならないレベルでした。私も嫌でしたし、保護者からも多々クレームが出ていたレベルです。

そして、ついにそのエアコンが壊れてしまったのです。修理に来てもらうと、「もう修理しても治らないので、新しくした方がいいですね」と言われました。

エアコンは少なくとも7万円以上しますよね?ここ数年の猛暑の中、エアコンなしの教室はありえません。公文の事務局に相談すると、「こちらでは補助しません」との答え。

全然儲かってないのに、さらにエアコン代もかかるの?もう無理だと思い、辞める決断をしました。

このエアコンが壊れていなかったら、まだ続けていたかもしれません。実際、大半の子供たちは文句なくかわいいです。勉強をみて、できるようになるのも嬉しいです。

そして正直「せんせい」と呼ばれるのも気分がいいものです。慕ってくれる生徒も出てきます。

だけど、それ以上にネガティブな要素が出てきてしまい、毎日ストレスだったので自分の気持ちを優先することにしました。

【なぜ辞めた?】先生との関係性が良くない

私がくもんを辞めたのは、一緒に勤めていた他の公文の先生との関係性が良くなかったからです。

どの先生が人気で、自分がどれくらいの評価を受けているのかが、ダイレクトに伝わってくるのがこの現場です。

これが先生同士のコミュニケーションや人間関係も非常に影響してきます。

正直勤めれば勤めるほど、ぎすぎすしている雰囲気になり、こんな中で仕事をしていると子どもにも自分の精神的にもよくないと思ったので、やめました。

小規模な公文の現場でこれなのですから、実際の学校であればもっと大変なのではないかと思っています。

【なぜ辞めた?】子供の成績を伸ばせなかった

私が教えていた子供の成績が全く伸びず、それに責任を感じてやめることになりました。

親御さんたちはとても良い人たちだったので、他の教室であるようなプレッシャーはありがたいことになかったのですが、プレッシャーがないがゆえに自分で自分を追い込んでしまいました。

実際、私も人に物を教えるタイプではなく、成り行きで先生になっていたので、こんな自分から月謝をもらって勉強を受けている子はかわいそうになってしまいました。

【なぜ辞めた?】複合的な理由が重なった

私がくもんを辞めた理由は大きく3点あります。どれか1つだけであれば少し我慢できましたが、3つもやめたい理由があったため我慢できませんでした。

理由の1つ目は少子化に伴う生徒数の減少による収入が安定しなくなってきた事です。

生徒数が減ってくれば当然公文としての収入が減ります。その影響で私の収入もかなり減少しました。

2つ目はある生徒の親御さんとのトラブルがあり、精神的な負荷が高まり、休職を経験した事です。

俗に言うモンスターペアレントであり、成績が上がらない事による不平不満を暴言という形で日々ぶつけられていました。職場の他の先生たちにも吹聴するなど、ストレス過多な環境となってしまいました。

3つ目は物理的な労働環境の劣悪さです。私の勤務していた公文は設備が古くよく故障していました。特にエアコンがよく故障していたので、本体を買い替えようと提案していたのですが、場当たり的な修理のみの対応でした。

場当たり的な対応では、性能が戻るわけではないので、夏は灼熱、冬は極寒という日も多々あり、そういった労働環境も我慢できませんでした。

このようにやめたいと思う理由が多々あったため、後ろ髪を引かれることなく、あっさりとやめてしまいました。

【まとめ】公文の先生は大変そう…

今回は10人の元・公文の先生のお話を伺いましたが、正直くもんの先生はとても大変なんだなと思いました…。

保護者からのプレッシャー、一緒に働く先生との関係性、子供の成績そして関係性など、、ストレスになりそうな要因が多々あります。この全てがうまく言っている教室なんて本当にあるのでしょうか…。

おそらくそんなことはないでしょうから、全国のくもんの先生は何らかのストレスを抱えつつ、日々頑張っているのではないかと思います。

これからくもんの先生をしようと思っている方、もしくはもうやめようかと思ってる方は、今回の記事を是非参考にしてみてください。

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